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変わった国の訪問記も.
で,日曜日にはオヤイデに注文していたPhonoケーブルキットが到着した.外装をターンテーブルにあわせて赤いチューブに変更,あとは標準のキットのままである.なのだが,Webで紹介されている製作例の材料が皆揃っていると思いきや,RCAプラグ側に使われている外装チューブと,5P-Phonoプラグ側の端末処理に使われている3mmφの収縮チューブ(赤と白)が含まれていなかった.注文時によく確かめておけばよかったのだけど・・・.また買い足すのも面倒なので,手持ちの材料で間に合わせて,1時間程度の作業で完成した.
週末には,アクリルケースとアクリルのターンテーブルシートもできてくるとのこと,連休前に完成する運びとなった.さて,どんな音が出てくるか・・・.こうなると,ラックも新調したくなってきた.アナログプレーヤーに合わせて,濃いワインレッドなんかどうだろう,,,などと思案している.構想中のWE336Appの仕上げも赤で行こうか.
しっかりオーバーホールして,万全の状態を再現していると自慢顔のK親爺にのせられつつ,実は前から気になっていたのを見透かされていたか・・・
しかしそこは,ただでは済まさない.かなり尖がったのが欲しいと思っていたので,『””” 赤 !!! ”””がほしいっ!』と言ってみると,丁度別のお客さんも赤っ!って人がいて,それじゃあやろう!!と相成り,赤いPLシステムを発注することに.
”赤” は,なんでもバンテージというタバコのパッケージデザインで,当時担当した電通が,日本の3原色と定めてパッケージに使った色のうちのひとつから紅(だったかな),に決定してもらった.赤といっても,韓紅・・・よりは赤蘇芳って感じ.なお,ほかの2色は山吹と藍だそう.
あちこちチューンして自信と自慢の一品になるはずなのである.今日は塗装の具合を見るのと,ターンテーブルシートをどうするか相談したいとのことで,店に行って来た.でシートは透明アクリルでいくことに.おぉ,楽しみじゃ.
高品質の食材を高い技術と感性で調理して,おぉ!と感嘆しながら至福の経験を高いお金を使って過ごすのも食道楽の楽しみである.しかし,そこまでの食材でなくても気をつけて選んだものを,気持ちをこめて調理した品で,ホッと体の中から楽しめることだってある.幹線道路から外れて,地下鉄駅からも離れて,しかも札幌市内なのだが玉葱畑が広がり,刑務所がある界隈に,ポツンと,“和食ロック”の看板が出ている.どっちも大好きだが,この二つが一緒になるとは何者か?,自転車で走り回っているときに見つけた.
いかなるキワモノ?,と,ついに暖簾を(...暖簾なかったはずだけど)くぐってみたのが去年の夏.カウンターだけの小さな店内,黒いレザーのベレーをかぶった店主が一人,見かけはロックである.ロックは,小さなラジカセから流れる.メニューは,原則その日の仕入れで決まるようである.前もって予約すれば,いろいろできるようだ.入った時間が早かったので,仕込みと並行での仕事になったが,はじめはピリ辛の手羽先の煮込み料理.純正の和ではないが,結構美味いぞ.素材は普通のものだけど,一生懸命作ってある感,なにか和む小皿だ.
聞けば店主はBostonのバークレー音楽院で勉強し,Bostonで活動していたが,色々あって帰国,札幌に戻ってきたのだそうだ.Boston時代に和食店でバイトしながら料理の技術も身につけたとのこと.いくつかつまみながら,そんな経歴が料理にもにじみでているなと感じた.正規,正統の和食修行ではないが,当人の人となりがしっかり料理に出ているのに感心した.こんな料理は,気持ちが緩んでほっとするのだ.しかし,まだ開業間もないこともあり,昼間は警備員のバイトだそうだ.体を壊さないで,店の方をもっとじっくりやれるようになって欲しいものだ.
うちの近所にあれば,常連になってしまいそうだが,いかんせん場所が悪いよ.こっちに店移したらどうだい?,学生も一杯いるからきっと繁盛するよ.
アナログ・レコードの再生では,ターンテーブル/マット/レコード/カートリッジの針/ダンパー/カートリッジ・ボディ/トーンアームという具合に,上下に多くの機構が重なっている.音溝から振動をとりだすプロセスでは,これらの機構の剛性や振動・減衰特性が影響することは明らか.でもカートリッジやトーンアームに比べると,ターンテーブルの重量・剛性・慣性は桁違い.なので,ターンテーブルで音が変わるって話には消極的である(否定はしないけど).再生音には,カートリッジとトーンアームの組み合わせが最も影響が大きいと考えている.で,何もしないとレコードはターンテーブルに載っているだけなので,自重と針が鉛直上方から作用しているわけである.
以前からここのところが気になっていて,せめてレコードまではしっかり押さえつけておいたほうが良い筈と思っていた.しかもレコードにはたまにソリがあるし.そんなわけで,先週つい,レコード・スタビライザーを買ってしまった.“レコードがマスターテープの音になる!?”なんてキャッチを真に受けるようなカルトではないのだが,制振性の高いマグネシウム製で,重さもそれほどでないってところが気に入ったため.それに年度末で仕事とストレスがたまっていたため.
それにしてもな~,“レコードがマスターテープの音になる!?”なんてレビューをするライターってどんな人なんだろう?針がトレースする際に発生するレコードの微振動ってのは,反作用・共振だの,いわば相互作用のために発生するだろうけど,音溝から離れた中心部においたスタビライザーが吸収するってのには,,,ウソはないけどどこまで再生音に効果があるのか疑問である.レコード自体の材質特性を調べたわけではないけど,その微振動がせん断波として伝導するとして,あの材質のせん断波速度ってそんなに大きくないのと,内部損失が結構大きくて,かなり急激に減衰するような気がする.
で使った結果はというと,少しは違いが出るような気がする.ただし再生音からなにか付帯していたハーモニクスが削がれて,つまらなくなる方向に.どうも再生系全体のバランスで効果の按配も変わるようである.ターンテーブルマット,トーンアーム,カートリッジシェルあたりの相性で,もう少し改善できるかも,,,っていうのが現時点での感想である.
最近,休日にはアナログレコードを聴くことが多い.そんなときよくやるのが,アーティスト名かアルバムタイトルのアルファベット順に片面だけかけていく,アルファベットがけ.昨日は次のような塩梅.
Arthur Garfunkel,Angel Clare:JJ Caleがギターやってたんだぁ.天使の歌声ってやつですな.
Beach Boys,Surfin’ Safari:“B”はいろいろあるのだが,中でもFavoriteのThe Bandはあんまりたくさん聴きすぎて,最近はかえってかける機会が少ない.昔は聴いていなかったBeach Boys.モノラル盤が面白くなってきて,そのころの時代のアーティストってあたりから手元に増え始めた.
Crosby, Stills, Nash, and Young,Déjà vu:なんというか,爽やか系から始まった流れでこれ.しかしニールヤングだけは汚いね.
Doors,Waiting for the Sun:学生時代,Morrison Hotelだけ持っていて随分聴いた.あれは結構popで聴きやすい.ここらでchoiceに毒が入りだした.
Elton John,Captain Fantastic and Brown Dirt Cowboy:中学生時代にラジオを通して聴いていただけなのだが,余裕ができたこの年になって少し手に入れたもの.最近入手したLPはこのパターンが多い.ただこいつは盤質がイマイチでチリチリがひどかった.2曲で次へ.
“F”は少なくて, Fred Neil が目に入ったけど,気が乗らなくてやめ.
で,Greatful Dead,:もごもごサウンドはLynyrdのトリプルリードにも共通するような,などと妙な考えが浮かぶ.聴くたびになんとも深い,,,と思う.巷では大麻事件が後を絶たないが,当時のこの連中はラリラリでやっていたのだろうか.そのおかげでこんなサウンドができたとも思えないのだが.(ちなみに私はドラッグには断固反対である.タバコも)
そんなわけで,バイカル湖には固有種や特有の生き物,つまりは固有種がたくさんいるとのこと.なんたってアザラシまでいるのだ.でもここの主はなんといってもエビというかアミ君.(ヨコエビの類).大きさもいろいろあるが,だいたい数cmくらいのやつが多いみたい.湖底に沈んだ動物は皆こいつが掃除してくれる.なにせたくさんいるので,じゃ,干物か,素揚げにして食材にしたら?と思っていたら,ありました!?!.イルクーツク市内のスーパーで発見.でもちょっと食欲わかず,パス.なんというか,見た目がつらい,足が多すぎか?笑.
こんなバイカル湖は現地でもNo.1の観光地. アンガラ川への出口(釣師の間ではアウトレットと呼ぶ)を過ぎて湖岸まで来ると,道端にあるドライブインや駐車場に,たくさん露店が出て,なにやら 30cmくらいの魚を焼いたりスモークしたりしながら売っている.湖岸の沿った観光エリアにある観光品マーケットでも一の売り物がこの魚.お名前をオーム リという.マーケットでは,スモークおよびグリルしたもの,生も,を買うことができる.界隈のレストランでも必ずこいつがメニューにある・・・はず.塩漬 け(生),スモーク,グリル,ムニエル,などなど一遍の調理のほか,スープにもなって出てくる.オームリ自体はロシアの極東一体で見られるが,なんでもバ イカルのオームリが一番なんだそうだ.
※画像は後ほど