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変わった国の訪問記も.
もう手放してしまったのだが,現在のメインSPの前はエレボイのアリストクラットに30cmコアキシャル・ユニットを載せて使っていた.このアリストクラットは,オーディオを通じて知り合いになった方が,アメリカで買い付けたビンテージ・オーディオ製品をコンテナで日本に運ぶときに誘ってもらい,同氏の紹介で購入,一緒のコンテナにいれてもらったもの.
正面から 上から
ちょっとめずらしい仕上げ色のもので,程度はそこそこ.木はカラカラに乾ききっていて,“やっぱアメリカだ~“なんて思ったものだ.前面バッフルの外縁の桟木を止めてある木ネジ数本をはずし,組み合わせてある桟木を分解すると,バッフルをとめてある木ネジが現れる.これを外してバッフルをあけると内部が現れる.バッフルは3way用の穴が開いていて,これを裏側から板をあてて塞いであった.内部にはグラスウールではない吸音材が貼ってあった.面白いことに,どちらのエンクロージャにも側板上部に幅1cm,縦2cmくらいの楕円形の穴があいている.SPのバックキャビティ部分の気密性は関係ないのだろうか?気になったので,ここを消しゴムで塞いだりしたが,音の違いはわからなかった.板の突合せ部分の精度はあまり良いとは言えなくて,”やっぱアメリカだ~”.
地方のスモール・ショップの意地の一品って感じ.ユーロ高で,まだ生産しているか微妙だが,在庫はあるはず.
でこれを同ショップの手になるAltec614箱に入れ,裏板は,写真のように12inウーハー・ユニットの振動版面積と同程度の穴(格好よく言うとポート)をあけたもの.
しばらくは10cmの木片ブロックにマグネシウムのスパイクで3点支持していたが,定位や中域・広域の分解能など,かなり課題があった.最近,満を持してスピーカー・スタンドを導入した.これも同ショップの作.素材はナラで,10cm角とその1/2の角材で構成.きちんとホゾ組みし,上面から支柱にはダボ材を打ち込んで,横材と一体化している.高さは30cm.諸般事情にて塗装は自前の予定.
さっそく手持ちの3リットルくらいの密閉箱に装着してみた.秋葉のA~Audioの"I"さんから,”かなり癖のあるユニットだよ~,でも面白いよ”と聞いていたので興味津々である.まずはこれまで常用のWE101Dppにつなぐ.シンバルがカツーンと出てイキが良い.かなりのハイ上がりなのだが,10cmなりの低音は出るようで,このままでも結構聴ける.家人の留守を幸いに3時間ばかりガンガン鳴らすと,中域に味が出てきたっていうか,ギスギスしていたのがこなれて,いい感じになってきた.
翌日は,Sovtec 5881ppに改造したDynaco ST70の補修をやり,そのtestとして405Aをつないでみた.どうしたことか,WE101Dppよりもずいぶんとまろやかな音が出てきて,あれっ???とうれしいサプライズ.このアンプはやっと気に入った音が出るようになったみたい(本件は別記事にて).
エンクロージャにて低域をどのように出すか,その方法によってかなり楽しいSPシステムになりそう.ただし,ただ低域を伸ばしても,きっとだめだろうと思う.North Soudの箱みたいにAltec 614風バスレフにするか,ダブルバスレフで行くか,箱を鳴らす/鳴らさないなど,思案中.