01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
変わった国の訪問記も.
の中華料理店もそばにある),そんな時代そのままの匂いがそこはかとなく・・・なんとも店内の空間に味がある.
ラーメンがまたシンプル.今日はモヤシ・ラーメン.透明なスープの中にちじれ無し真直ぐの細い麺,その上に甘みのある餡と絡めたモヤ
シ,ほんの少しばかりの刻みねぎ,以上.味もシンプル,あっさりのスープにごま油が香ばしく,すする麺もうまい.定番は,焼きそば,五目焼きそば,餡かけ焼き飯あたりか.
神戸は三宮,繁華街の一角にあるビルの地下階にその店がある.2年ごとに神戸で開かれる催しに初めて参加したときに見つけて以来,その催しで神戸に行くたび顔を出していた.物静かな高齢のマスターの柔らかな人当たりのおかげで,初めての訪問でもリラックスした時を過ごすことができた.フレンドリーな美人ママに進められつつ,おでんや水餃子などの家庭料理でお腹も満たされる.興がのると,自慢の喉でJazzを唄ってくれる.定期的にJazzライブがある.ママは,どうやら神戸のJazzの重鎮であるらしい.
阪神淡路大震災翌年の夏,三宮の街はまだ震災の爪痕が大きく残っていたものの,同じ場所を探すと,行灯が出ている。店は再開されていて安心したことを思い出す.聞けば,地震でビルは全壊となり,店内はめちゃくちゃ,天井は大きく下がってしまったという.それでもカウンターの板は壊れずに残ったそう.震災後,たくさんの人の励ましで,同所にて建て直しされたビルの,これまた同じ地階にて再開にこぎつけたという.たしか,現在のカウンターの板は,震災でも残ったものだったはず。しかし,再開後ほどなくして,マスターが亡くなったとの知らせがあった.店はその後もママががんばって続けていた,,,ここ3年行っていないけど,まだがんばっていて欲しい.
前回行ったとき,ママ達がCDを作ったと聞き,購入して帰ってきた.ザ・ビッグ・ディッパーズによるディキシーランドである.専属歌姫 石井順子(ママ)とある.
しばらく前,まだ札幌駅の北口界隈が雑然としていたころ,駅の真北正面150mあたり,ビルだかなんだかの北裏に2階建木造のボロ屋があった.1Fと2Fそれぞれに飲み屋が入っており,そのうち1階にはフツーのオジサンがガヤガヤのむ居酒屋,そのとなりには怪しいドアと“BBQくにむら“の看板.平成の初めに札幌に来た当初から気になる怪しい一角だった.そんな頃,1階の居酒屋に入る機会があって,となりのBBQの様子を外巻きにうかがったことがある.と言っても,窓もなにもなく,ドアの外側をチラ見するだけだったけど(笑).
ちょうどバブル時代で,そこかしこが地上げにあってSIM-Cityのように更地になっていくなか,ほどなくぽつねんとボロ屋が残ってしまって,せっかく路地裏,片隅にあったボロ屋が露呈してしまった.すわ,風前の灯か?!と思い,無くなる前に確かめようと“くにむら”のドアを開けてみた.その先には,ただ廊下が眼前に続いている.ますますイイ感じに怪しい.廊下を進み,突き当たりのドアを押すと,カウンターだけの小さなバーが現れた.電球の黄色い明りで薄暗く,床は木だったろうか.カウンターの奥から一体どんなおそろしい人物が射すくめるような視線を突き刺してくるか?,と思ったら,わりとフツーで(こんな店をやるのであるからそこそこには怪しい),同年代風の男が,クールで,少しシニカルで,いやしかし意外と飾らない親しみやすさも浮かべて佇んでいた.新宿ゴールデン街みたいだぁ,こんな店があったとは,,,,と感銘.何度か足を運ぶこととなった.しかしバブルだの再開発だのは,ついにこの北口文化の最後の砦を飲み込んでしまい, “くにむら”は移転・再出発をはかることとなる.
ところで大むかし(昭和後期)の北口界隈っていうと,タクシー代をケチってススキノから歩いて帰ってきた途中で,ええい朝まで飲んじまえ,とわずかの手持ちでぐだぐだできる店があったり,地元中高校生の親達は,子ども達に“北口界隈には近づいちゃだめよ”とくぎを刺すようなところであった.いま,JRは高架になり,冬に友人Kの車が滑って肝を冷やした陸橋はなくなり,すっかりきれいになってしまった.
で“くにむら”はその後,北12条界隈にて再出発をはたす.移転当初は会員制BARなる旨を掲げていたが,そのワケをきくと,“なんだか面倒くさいから“みたいなことを言っていた.が本心は,客筋が変わって店の雰囲気が変わらないように,当初は昔からの客で営業して,店の空気を再現・再興したい,ってことだろう.しばらくして,会員制の文字が店先から消えていた.店主の目論見はうまくいったようである.以前ほど怪しくなくて,女性でも入れるような店になったが...
いろいろうまくいかないことが重なって,なんとか気持ちとストレスを消散・霧散させたいときに,店の扉をあけることが多い.店主とワインを分け合いながら,とりとめの無い話しをあれこれして,普段の生活の立場や次元とは違ったところに身をおいて,無私というか,日常の自分から離れる機会を得たいのだと思う.旅がよく,自分発見の手段のように訳知り顔で語られるみたいだが,旅はその反対で,徹底的に無私にさらされること,砂粒の一つになれる機会であると思う.海外旅行はその典型かも.そうか,“くにむら”に海外旅行かぁ.
ところで“くにむら“の由来は”らむにく“とのことである.なんで,ラム肉はレギュラーメニューではある.
大阪に来て4泊するのに,街を歩いたのが難波をちょっとだけってのは残念なので,最終日の夕方に時間をつくって,梅田界隈に行ってみた.19時からバンケットがあるので,それまでの往復3時間限定のつもりで繰り出す.なんでもお初天神がこのあたりでは見ておくべきスポットらしいので,まずはそれを探す.“お初天神通り”なんてのが見つかって,どうやらこの界隈だと歩き回るが,まじめに位置を調べてないので,結構歩き回ったのに怪しいホテルや風俗店ばかりで,???.しようがなく,もときた方向に向かってところで発見.
ななんと,狭い小路の両側に飲食店がひしめき合う,商店街もとい繁華街の真っ只中に同化した,コンクリート打放し造の“お初天神ビル”があった.その根元になにやら入り口というか,門と言うか,がある.おぉ,見事ってのが第一印象.境内の中に入ると,これはきちんとした神社なのだが,脇には狭い裏口のような入り口があって,1間に満たないほどの狭い小路が続き,両側にはコテコテの飲み屋がひしめき合っている.
ここで時間は夕方5時を過ぎたところ.体はすっかり汗まみれ,喉カラカラ,ビール警報発令中の状態である.6時には帰途に就かないと間に合わない,急げ,どこか非難地を見つけなければ,,,と,件の狭い小路に入り,あちこち歩いてみた.すでに開いている店が結構あり,迷う.とことんディープな店もいいのだが,今回はちょっと日和って, “肴どころ“という角の小奇麗な店の暖簾をくぐった.ってのも窓から店内が少し覗けて,店内は結構明るく,怖いおっさんではなく,怪しい夜の蝶風でもなく,健康そうなきれいな女性2~3人(結局3人だった)が立ち働いており,キッカイ性極小だが,安全性はかなり高いと見たから.
先週土曜日,近くを通ったので久しぶりに片岡精肉店に寄ってみた.“今日は何?”にこたえて,
“フライパンでさっと焼いて食べるものを400“
“高いのにする?,安いのにする?”
“今日は安いので”
“じゃあ牛だ,ほれっ,白老牛だ.うまいぞ~.”
・・・安いのにしたので,“そこに下がってる鹿肉クラコウもひとつ”.
ここで値段を確認すればよかった.
“これ食べな.”っと今切っている肉のスライス塩コショウかけ少々.
“うまいでしょ,生でもいけるからね~.”
口中でとろける脂肪,しかし肉の味しっかり,噛み応えもあり,うまし!
“おとうさん,いくら?(女将),ほいっ,7,500円.まけといたよ.”
内心“えーっ!,安いのでないじゃない.でも切っちまったから買っちまえ”
これで財布には500円が残った.ふぅ.
帰りしな,“車でだれか待ってるの?”
しめた,だれもいないけど,“あぁ,息子が...”
“じゃこれももってきな”
とトレー大に追加の生食用をたっぷりいただいて帰宅
さっと焼いて食べた肉が美味かったことは言うまでもないが,何切れかは片面をさっと焼いただけ,裏面はレア状態にしたのも佳し.400gっていったけど,5人で食べてあまるほど,量でおまけだったのかも.
K精肉店(ありゃ,タイトルに書いてしまった).肉が食べたくなるとここに行く.間口が一間程度の小さな肉屋さんである.きっぷのよいお父さんと,小さな母さんの二人でやっている.ガラスケースにも肉はあるが,“ここにあるのは売らないよ.こっちの方がうまいんだから,,”と,下の方だったり,少し離れたところにある倉庫からだったり,隠れたところから父さん自慢の肉が出てくる.決して安くないのだが,いいものを出してくれるのである.よく買うのは,ラム,地鶏1羽ごと,など.これまでで最大の感動は薄くスライスした牛のハツ,つぶしたて.あれは旨かった.多めにもらって家で子供に食べさせたが,大好評.ただしBSE騒ぎの最中だったので,生では少しだけ,あとはサッと炙って食べた.
“ちょっと手をだしてみな!”と言われたらしめたもの,逸品が店先で味見できるのである.あ,この前買った特製ベーコンも旨かった.塩は控えめで甘みがあり,噛んでいると肉の味が舌にじわっと沁みこむ.店内には表面がなんともいえない飴色の照りが出ているサラミが,高いところから下がっている.どれもうん年物の様子.父さんの“こいつはうまいよ!“の声.実は,K精肉店に初めて入ったときに買ったのはこれなのだ.しばらくぶりに(以降買っていないので味が思い出せない)試そうかと思っている.
父さんも母さんも結構のお年になるようである.いつまでも元気でやっていて欲しいものだ.でも,かなり白髪の増えたアッシに向かっていつも,,,”お兄さん!”はないでしょ?,子供扱いだぁ.ちなみに場所は,札幌の二条市場の北向かいあたり.東2丁目あたりかな.並びに別の肉やさんがあるが,そっちに入ったことはない.
石狩漁協の朝市に行くと,カワガニを買うことができる.モクズガニである.英語名を“Japanese mitten crab“と言うそうな.なるほど,ミトンの手袋を”はいて“るってことか.
サハリンから日本海沿岸の日本側・大陸側,琉球列島,小笠原列島など,日本の界隈に広く分布するらしい.河口域で生まれ,変態してカニらしくなると川を遡上し,3年くらいは淡水で成長し,その後川を下って河口域で産卵する.北海道じゃ旭川でも確認されたことがあるそうで,かなり長い旅をする固体もいるとのこと.千葉市で道路工事の仕事をしていたとき,田んぼの脇の幅40cmくらいの水路を掘っていて,見事な大物に遭遇してびっくりしたことがある.浜野インターの近く,海まではずいぶん遠いし,川など無くて,こいつは雨水排水などの網の目の排水路を遡上してきたってことである.気の遠くなるような旅をしてそこまでたどり着き,いつかまた水の流れを下って海に出て行くのだろう.驚異だ!!もう少し詳しい生態などは,漁業生物図鑑“新北のさかなたち”を参照されたし.
何の変哲も無さそうなそのラーメン店は,JR白石駅から少し東に歩いたところにある.
何の気なしに,まぁ一度くらい食べてみようと,一月ほど前に入ってみた.醤油ラーメンを所望.出てきた.野菜がたっぷり入っていて,麺はずいぶん下の方から引っ張り出さなくてはならない.
が,それだけなら,わざわざここに書き留める必要は無い.麺を食べるためにチャーシューをどけようとして,だぁー! 親父,なんかの間違いか,よっぽどこっちを気に入ったのか,はじっこだから大サービスしたのか,厚さが2cmくらいある?!
よく煮込まれていて,まずまず柔らかいし,おいらの好きな脂肪もほどほどについていて,味もまずまず.でもこんなに厚かったら,簡単に噛み切れない.少しずつ(面積でいうと・・・)しか食べられない.とにかく,チャーシューと大きな戦いをして680円也.ラーメンとチャーシュー・ステーキを食べた気分.まさか,いつもこうなの?
で,今日再調査に行ってきた.今日は味噌ラーメン680円.やっぱり厚かった.いつも厚いんだ.
店名,“宝”の“樹”と書く.メニューは壁に貼ってある.写真はない.“当店のチャーシューは・・・”なんて無粋なことは言わない.ただただ普通にラーメンを出している.