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AudioとFishingと旅,つれづれ
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 左右SPのセンターに力強く音像が力強く定位する、ステレオ間の対極と思いきや、なにもない空間からズコーーンと一直線に音が届いてくるのは、究極のようにも感じる。モノラルの快感。ステレオ再生の定位に問題あるのはわかっているのだが、うちの部屋ではモノラル再生はうまくいく。これも定位感、快感だぁ。  なので、近所のレコード店では定期的にモノレコードあさりをしている。ちょっと前は、シェリーマンを2枚購入。今の手持ちはディラン、ビーチボーイズ、WHO、JazzはMJQ、シェリーマンなど50年代半ば~以前のもの、Jazzボーカルものなど。 カートリッジはDL102、不満はないのだが、雑誌をみていると、違うのも使ってみようかなんて思っている。 そういえば、大昔、ステレオってのは右と左からそれぞれ高音と低音が別々に出てくるものだと思っていた時期がある、赤面・・・。うちには再生装置なんてなかったから知らなかった。一方今のうちの子供たちは、アナログ再生中にプレーヤの前をドカドカ歩く。“お前達な、レコードプレーヤの周りはそっと歩くものなんだ“、なんて言っても”???”、奴らは父さんの技術世代をいくつも超えたデジタル世代かぁ、と嘆息。せめて、シックスティーズ、セブンティーズの曲を聴かせて刷り込んでやろうと、日々情報戦を挑んでいる。そっちの方はかなり成果が出ていて、特に、1日中歌を口ずさんでいる真ん中の子のレパートリーには、かなり父さんの再生リストが採用されている。良い子だぁ。
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札幌のオーディオショップに頼んでいたアナログプレーヤーが仕上がった.

ここのところ,アナログプレーヤー製品が多数生産されているが,これはというものは結構な値段がしている. 一方ビンテージの有名どころ,ガラードやトーレンスの値段は目玉が飛び出る.ビンテージものもオークションなら少し安く手に入れることができるものの,しっかりメンテすると購入費と同じくらいはお金が必要になるようである.

 そこでだ,オーディオ製品開発と製造に気合と根性の入った時代に生産された,しっかりした国産品にしっかり整備をして,新しくて,きれいで,しっかりしたPlinthに組み込むと,最近の高級品よりも,また有名ビンテージ品よりもずっと安価に,ビンテージアナログ機材の薫りたつ,隠れた名刀ができるという按配である.

実は昨年末,仕事のストレス解消もあって,トーレンスの古い古いターンテーブルをEbayで落としたのだが,つい競り合ってしまい,予定よりも随分高くなってしまった.でもアイドラードライブのビンテージデザインのターンテーブルが手に入るなら・・・と思っていた.が,届いてみると,その造りのチープなこと,アームもひどい造りだし,外見だけでは判断できないものであると痛感した次第.一方,現用のダイレクトドライブ機は,どこか故障したら買い替えだろうなぁ,なら壊れても修理しながら長~く使えるお気に入りキカイがほしいな,と考えていた.そんな経緯があるところで,店の口車にも影響され,以前から,その造りに感心していた昔々の国産機を使ってMy Special Machine を作ることにしたわけである.

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 オリジナルのアナログプレーヤー製作は最終段階になってきた.ショップからの連絡で,あとはアクリルカバーが残るのみとのこと.ターンテーブルやそのベースが赤く塗装されたのは,過日のBlogのとおり.ベースはコテコテに鉛板でデッドニングされている.そのほか細工は,駆動機構は1度分解の後に再組み立て,スピンドルシャフトのベアリングも更新,など.回転もチェック済とのこと.
で,日曜日にはオヤイデに注文していたPhonoケーブルキットが到着した.外装をターンテーブルにあわせて赤いチューブに変更,あとは標準のキットのままである.なのだが,Webで紹介されている製作例の材料が皆揃っていると思いきや,RCAプラグ側に使われている外装チューブと,5P-Phonoプラグ側の端末処理に使われている3mmφの収縮チューブ(赤と白)が含まれていなかった.注文時によく確かめておけばよかったのだけど・・・.また買い足すのも面倒なので,手持ちの材料で間に合わせて,1時間程度の作業で完成した.

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週末には,アクリルケースとアクリルのターンテーブルシートもできてくるとのこと,連休前に完成する運びとなった.さて,どんな音が出てくるか・・・.こうなると,ラックも新調したくなってきた.アナログプレーヤーに合わせて,濃いワインレッドなんかどうだろう,,,などと思案している.構想中のWE336Appの仕上げも赤で行こうか.

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 これまで使っていたのはMICRO-DD8.ダイナミックバランスタイプのアームが気に入っていた.ターンテーブルに大きな不満は無かったのであるが,将来はDDではなく,いかにもキカイっぽいターンテーブルを使っていきたいと考えていた.よく遊びに行く札幌のノースサウンド・プロでよく目にしていた某ターンテーブルが,どうにも気になってきた.モーターからベルトドライブで駆動するアイドラーでターンテーブルを駆動する機構をもつそのターンテーブルは,60年代の最後に発売された年代もの.しかし,モーターといい,進相コンデンサや一連の機構といい,なんともしっかりしたつくりで,トーレンスやガラードなんて騒がなくても,いいものはあるのだ,という気になってきた.で,注文しちまったわけだ.

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しっかりオーバーホールして,万全の状態を再現していると自慢顔のK親爺にのせられつつ,実は前から気になっていたのを見透かされていたか・・・
しかしそこは,ただでは済まさない.かなり尖がったのが欲しいと思っていたので,『””” 赤 !!! ”””がほしいっ!』と言ってみると,丁度別のお客さんも赤っ!って人がいて,それじゃあやろう!!と相成り,赤いPLシステムを発注することに.

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”赤” は,なんでもバンテージというタバコのパッケージデザインで,当時担当した電通が,日本の3原色と定めてパッケージに使った色のうちのひとつから紅(だったかな),に決定してもらった.赤といっても
,韓紅・・・よりは赤蘇芳って感じ.なお,ほかの2色は山吹と藍だそう.
あちこちチューンして自信と自慢の一品になるはずなのである.今日は
塗装の具合を見るのと,ターンテーブルシートをどうするか相談したいとのことで,店に行って来た.でシートは透明アクリルでいくことに.おぉ,楽しみじゃ.

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アナログ・レコードの再生では,ターンテーブル/マット/レコード/カートリッジの針/ダンパー/カートリッジ・ボディ/トーンアームという具合に,上下に多くの機構が重なっている.音溝から振動をとりだすプロセスでは,これらの機構の剛性や振動・減衰特性が影響することは明らか.でもカートリッジやトーンアームに比べると,ターンテーブルの重量・剛性・慣性は桁違い.なので,ターンテーブルで音が変わるって話には消極的である(否定はしないけど).再生音には,カートリッジとトーンアームの組み合わせが最も影響が大きいと考えている.で,何もしないとレコードはターンテーブルに載っているだけなので,自重と針が鉛直上方から作用しているわけである.

以前からここのところが気になっていて,せめてレコードまではしっかり押さえつけておいたほうが良い筈と思っていた.しかもレコードにはたまにソリがあるし.そんなわけで,先週つい,レコード・スタビライザーを買ってしまった.“レコードがマスターテープの音になる!?”なんてキャッチを真に受けるようなカルトではないのだが,制振性の高いマグネシウム製で,重さもそれほどでないってところが気に入ったため.それに年度末で仕事とストレスがたまっていたため.

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 それにしてもな~,“レコードがマスターテープの音になる!?”なんてレビューをするライターってどんな人なんだろう?針がトレースする際に発生するレコードの微振動ってのは,反作用・共振だの,いわば相互作用のために発生するだろうけど,音溝から離れた中心部においたスタビライザーが吸収するってのには,,,ウソはないけどどこまで再生音に効果があるのか疑問である.レコード自体の材質特性を調べたわけではないけど,その微振動がせん断波として伝導するとして,あの材質のせん断波速度ってそんなに大きくないのと,内部損失が結構大きくて,かなり急激に減衰するような気がする.

 で使った結果はというと,少しは違いが出るような気がする.ただし再生音からなにか付帯していたハーモニクスが削がれて,つまらなくなる方向に.どうも再生系全体のバランスで効果の按配も変わるようである.ターンテーブルマット,トーンアーム,カートリッジシェルあたりの相性で,もう少し改善できるかも,,,っていうのが現時点での感想である.

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