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変わった国の訪問記も.
札幌のオーディオショップに頼んでいたアナログプレーヤーが仕上がった.
ここのところ,アナログプレーヤー製品が多数生産されているが,これはというものは結構な値段がしている. 一方ビンテージの有名どころ,ガラードやトーレンスの値段は目玉が飛び出る.ビンテージものもオークションなら少し安く手に入れることができるものの,しっかりメンテすると購入費と同じくらいはお金が必要になるようである.
そこでだ,オーディオ製品開発と製造に気合と根性の入った時代に生産された,しっかりした国産品にしっかり整備をして,新しくて,きれいで,しっかりしたPlinthに組み込むと,最近の高級品よりも,また有名ビンテージ品よりもずっと安価に,ビンテージアナログ機材の薫りたつ,隠れた名刀ができるという按配である.
実は昨年末,仕事のストレス解消もあって,トーレンスの古い古いターンテーブルをEbayで落としたのだが,つい競り合ってしまい,予定よりも随分高くなってしまった.でもアイドラードライブのビンテージデザインのターンテーブルが手に入るなら・・・と思っていた.が,届いてみると,その造りのチープなこと,アームもひどい造りだし,外見だけでは判断できないものであると痛感した次第.一方,現用のダイレクトドライブ機は,どこか故障したら買い替えだろうなぁ,なら壊れても修理しながら長~く使えるお気に入りキカイがほしいな,と考えていた.そんな経緯があるところで,店の口車にも影響され,以前から,その造りに感心していた昔々の国産機を使ってMy Special Machine を作ることにしたわけである.
ベルトでアイドラーをドライブしてターンテーブルを駆動する方式のこのターンテーブル,メカっぽくて気に入っている.各部品は分解・清掃して再組み上げ,ベースは鉛シートでがっちりダンプし,スピンドルのベアリング,アイドラー,ベルトは新調され,ベースとターンテーブルは以前書いたように独特の赤,Plinthも同じ赤で仕上げてある.Plinthはたっぷり70mm積層,外側にMDFを張った本体を,20mm厚材の脚部枠(高さ45mm)と木製のインシュレータが支える.総重量20kgくらい.アームはMICRO DD-8 についていたダイナミック・バランス型.まだ針圧表示も正確で,お気に入りである.
アイドラードライブではゴロが出やすいと言われるが,このキカイはベルトドライブを介してモーター振動を絶っている.まぁベースを介しての振動はありうるわけであるが,そこはモーターを取り付けるインシュレータ(スプリングとゴムブッシュ)で対応.そのうち,手を入れてみようかと考えているが(ちょっとモーターの高さを上に上げて,ベルトとベースプレートのクリアランスをあける.モーターの制振とインシュレータの強化など).まずは納品された状態で音出ししてみる(店では確認済みだが).
で,快調である.ゴロは感じず,回転はなめらか,クリア・アクリルのターンテーブルシートを通してJapan redに塗られたターンテーブル,つくって良かった.前機との違いはターンテーブル,Plinth,シートである.つまり,アームより下が総入れ替えというわけである.で音の方は,第1印象として,高域がスッキリしたこと,打楽器や管楽器などのアタックがカツーン,スパッと来るようになったと感じる.また,なんとはいえない安定感がある(これは見た目や製作経緯・構造などによる思い入れかもしれないが).
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