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AudioとFishingと旅,つれづれ
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何気にうまい,などと偉そうなタイトルにしたけど,どうなのかというと;
煮魚が旨くて,焼き魚も真面目に焼いて,
刺身もいつもそれなりのレベルのものを揃えていて,
肉のソテーもきちんとした素材を使って真面目に焼いたりして,
つまり店主はきちんと修行した職人さんで,

ホールの女性も気の置けない人楽しい人で,,,結構個性もあって,
おにぎりをいつも頼む常連さんや,大体同じ曜日・時間に来る常連さんがいたりして,
小さな店の中は,いつもアットホームな空気が流れている,
というような店である。いきおい,年齢層は50オーバーが主体か。でも女性も多いな。

自分にとっては,札幌北24条界隈の良心のようなスポット。
だったらもっと店に来いってか・・・

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  照れ屋の店主は、いろいろ知ってて、できるくせに、あまり手の内を見せない。しかし時折、『面倒くさくて・・・』、などと言い訳をしつつ、ちゃっかり店内のメニュー黒板に“ラム肉の黒ビール煮“なんてのを書き込んでいることがある。『うちはラム肉屋です』なんてフレーズを店のどっかに書いていたと記憶するが、確かにおいしい。高級品を使っているというのではなく、おいしい肉を使っている。ま、この肉、原価が安いとはおもわないけど。
  過日、ひさしぶりに開店間際を襲撃した。6時そこそこだったので一番のつもりだったが、この日は2番目だった。残念。最近は、さっさと飲んで、早々に帰宅するのである。
  カウンターについて早々に目にについたのが、その“黒ビール煮”。久しぶりの挨拶に、ビールをちょっと引っ掛けて帰ろうと思っていたのだが、しゃーない、“赤ワインの一番安いのと黒ビール煮“と相成る。赤ワインも充分でした。黒ビール煮は・・・おらのために定期的にメニューに入れてくれると嬉しいのだが・・・”だったら、しょっ中来い“、と突っ込まれそうだが。 あ、、、いつもあるラム焼きも、ブロック肉から丁寧に切り分けている手元は只者ではない風情。これも美味い。なるほど、ラム肉くにむら。
ごち。

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  先月釧路に行く機会があった。例によって夜は、怪しいか、美味しいか、どっちかを求めてそぞろ歩いた。あの“炉端“も、店の外見のレトロさ、店内の黒光りする天井、黙々と魚を焼くお婆さんてのはかなりのものだが、怪しいまでは・・・。
 と結構洒落た店構えの目新しい料理店を発見、遠巻きに様子を伺うも、窓がないので店内の様子は皆目見当がつかない。ほかに面白そうな店が見つからなかったので。えいっと店内に入る。右手の小上がりに女性のグループがいるので、危険な店では無いようだ。カウンターに通されると、その向こうにすごいのがいた。ここの店主の雰囲気、結構深い。ん~、すごくおっかない漁師の親爺ってところ。メニューがないのでお任せのみだろうと推測、これは当たり。2.5k円くらいから4k円くらいの値幅になっていて、料理の品数が変わるそうだ。もし失敗だったら別の店で寿司でもと思い、品数が一番少ないコースを所望。初めは刺身、まずますのものが入っていて悪くない。で次の皿が驚き、とろとろに甘く煮込まれた蕪の上にウニのソースがかけられている一品。蕪の上にウニの黄色、チンゲン采?の緑が回りに配された洋風な色合いで見た目鮮やか。このウニソースが濃厚・ミルキーでたまらない。この親爺がこれをつくるのっ???、驚きっ!ソースも全部舐めるように食べました。で最後は中華風、キンキを揚げたものにカニ身の入った餡がかかったもの(2010.2.15修正)。これまたびっくりだったのが、結構キックのあるピリ辛味だったこと。ボリュームもたっぷりだった。

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人はみかけによらないものだ。この恐ろしい親爺殿がこれほどに繊細(2番目)・器用(3番目)な料理を作るとは。
“愛想悪くてごめんね“と愛想悪そうに声をかけてくれたのだが、もう一度食べに来たい店である。親爺の顔ももう一度見てみたい、味がある。今度はもっとたくさんの方のコースで。。。

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 手打ちそば店。それだけなら,近頃流行りだし,どうして?となる。ここが怪グループなのはその店構え。ずいぶん昔からそこにあるはずで,いつも前を通るたびに,気になっていた。で,ついに某日夕刻前に入ってみた。ガラガラ戸を開けると,店内はどうってことのない普通のつくり。親爺は相応のお年を召して・・・って,まぁ老境にはいったところって感じで,それなりに怪しさはあるが,接客はごく普通。よく見ると,街路に面してガラス張りのそば打ち室ってのかね,があるではないか。怪しいのは,外から中の様子が見えないせいもあるのだが,やはり店の側面にある手書きの文字か。昔はもっと雑然としていて,となりの土地もどうにかなっていて,かなり危険な匂いを醸していたと記憶するので,近年,少し奇麗になったのだろう。でも,なんというか,それなりの味がでていて捨てがたい。

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 その日は,限定数の十割せいろを食した。御蕎麦の方はしっかりである。薄く緑がかった細打ちの蕎麦は,コシがあるのは当然だが,程よくざらついて,しかしツルとしてのど越しも良い。あれっ?,怪しくないゾ。蕎麦湯もうまい。山葵がしっかり抜ける。たれはもっときつい方が好みであるが。。。

 どこがどう良いか,たった一度だけではわからないけど,思い出すと,もう一度行きたくなった。なにかありそう。尖ったところはないのだが,だからホッとするような。。。気になる。今度は,そば大好きの息子を連れていこう。ヤツもこの店は見ていて,“怪しいよね~”,と話したことがある。行く前にいっぱい脅しておいてから。。。

ところで,”怪グループ店”は,管理人にとってはNGではなく,Goodである。

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 知らない街,小路を歩きながら,その日の酒と食事をとる店を物色するとき,一番に気が惹かれるのは,小奇麗,瀟洒,趣味の良さそうな店構え・・・の対極にある,なんだか怪しくて,トンデモ親爺あたりがギョロメで睨みを効かせるような,しかしトンデモにうまかったり,見事だったりするものが出てくる,そんな驚きがありそうな店である。“大狸”は,30年前にはすでにそこにあったように記憶する。24条通りから北に通る細い中通りに面した建物のモルタル壁に狭い入口が付いていて,店だとわかるのは,大きくて昔は赤かったかもしれない提灯に,これまた大きな字で大狸とあるから。で,換気扇の開口からときたま盛大な煙が出たりしているから。そんな怪しいムード満点のこの店,意外と人が入っていた。

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 で,何年も前の冬,雪の降りしきる日に同僚1名,友人1名を引っ張って,“大狸”に入った(昔から,入ってみたかったのだ)。早い時間だったがカウンターはほぼ一杯で,奥座敷に通された。何せウナギの寝床の店内で,カウンター以外は,4人用のこの小上がりだけ。このあとに本格飲み会を控えていたので,軽く偵察と相成った。同僚Aの注文,“ポテトの炭焼き”,店主(ぶっきらぼうに)“それ,時間かかるよっ!いいかいっ!”(作りたくないのか?),A;“いいですよ”。で出てきたのは燗酒を4合もやっつけたあとだったろうか。1時間はかかっていないと思うけど。その間の店主,Aのイモをほっぽらかしにしていたわけではなく,それはそれはこまめに,炭火にかけたイモをひっくり返していた。実に綿密にである。このイモが美味であったのは言うまでもない。燗酒は・・・初めは徳利が来たが,お代わりすると,ヤカンを小上がりの上がり框にドンと置いて,“はいよっ!”。お替わりは,“ヤカンそこにおいといてっ!”厨房(といえば格好いいが,まぁカウンターの中)には親爺一人,それであれだけの客を相手にしているのだから,かなり忙しかったことだろう。
 時間が来たので,1時間ちょっとくらいで店を出て,雪の降りしきる中を次の店に急いだことを思い出す。今でも,イモとヤカンの思い出話は盛り上がる。だが,この“大狸“もついに店をたたんでしまった(去年だったか・・・)。もっと行っとけばよかった。今は,”大狸“を失った建物の壁が何事もなかったかのように,アルミのドアをつけて,そこにある。

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