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AudioとFishingと旅,つれづれ
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 手打ちそば店。それだけなら,近頃流行りだし,どうして?となる。ここが怪グループなのはその店構え。ずいぶん昔からそこにあるはずで,いつも前を通るたびに,気になっていた。で,ついに某日夕刻前に入ってみた。ガラガラ戸を開けると,店内はどうってことのない普通のつくり。親爺は相応のお年を召して・・・って,まぁ老境にはいったところって感じで,それなりに怪しさはあるが,接客はごく普通。よく見ると,街路に面してガラス張りのそば打ち室ってのかね,があるではないか。怪しいのは,外から中の様子が見えないせいもあるのだが,やはり店の側面にある手書きの文字か。昔はもっと雑然としていて,となりの土地もどうにかなっていて,かなり危険な匂いを醸していたと記憶するので,近年,少し奇麗になったのだろう。でも,なんというか,それなりの味がでていて捨てがたい。

jinbei_1.jpgjinbei2_0287.jpg

 その日は,限定数の十割せいろを食した。御蕎麦の方はしっかりである。薄く緑がかった細打ちの蕎麦は,コシがあるのは当然だが,程よくざらついて,しかしツルとしてのど越しも良い。あれっ?,怪しくないゾ。蕎麦湯もうまい。山葵がしっかり抜ける。たれはもっときつい方が好みであるが。。。

 どこがどう良いか,たった一度だけではわからないけど,思い出すと,もう一度行きたくなった。なにかありそう。尖ったところはないのだが,だからホッとするような。。。気になる。今度は,そば大好きの息子を連れていこう。ヤツもこの店は見ていて,“怪しいよね~”,と話したことがある。行く前にいっぱい脅しておいてから。。。

ところで,”怪グループ店”は,管理人にとってはNGではなく,Goodである。

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