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AudioとFishingと旅,つれづれ
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 昨年製作した6A3ppを某ショップから回収して,この年末に少し改造してみた。その目的は2つ。
  1. パワートランスのノグチPMC150MだとB+タップ電圧が高すぎるため(290V),センターに300Ωの抵抗を入れていたところを,アンディクスで捲いてもらった専用のトランスに換装すること。B+タップは[250v,270v]×2,180mAで容量もアップ,取り付け寸法は現用しているノグチのものと同じにしてある。
  2. 現状での音質はスッキリしていて好ましいのだが,もう少し色気,または力強さが欲しい。そこでインプット・トランスをUTCのH3から,ソーダーソンの軍用トランスに変えてみること。
である。
年明けの2日,家人が出払っている間に手をつけた。2日位かかるかと思っていたら,案外順調に事が運び,その日の夕刻には出来あがってしまった。結果,動作状況は,B+タップに270Vを使い,シリコンダイオード出口で365V位,プレートのところで350V位,バイアスは65V(R=750Ω)で,実質のオペレーションはEp285V,Ip43mA,プレート損失12.3Wというところ。B+タップを250vに下げた方がいいかもしれない。
 音質は,改造前とずいぶん変化した。インプット・トランスは未使用品だったにもかかわらず,通電当初でもささくれ立ったりするところはなく,イイ感じである。以前の石清水感は後退したが,目論見通り,色気と勢いがついたようで,この改造は成功だったようだ。エージングが進んでも,あまり変わらないのではないかと感じる。
 かねてから改造は検討していたものの,OPTを変えるか,インプット・トランスを変えるか,両法変えるか,悶々としていたところであったのだが,これで決定しよう。この構成でもう1台作ってステレオにするつもり。先月にシャーシのあらかたは作ってあり,あとはトランスを決めて天板の穴あけを残すのみになっている。
 ところで,常用しているWE101Dppアンプの横において通電し,ハムバランサーを調整したところ,残留雑音は3mVあたり以下にならない。あれ,もっと低かったはずなのに???,と思いつつも,まずはモノで音出ししようと隣のアンプ電源を切ると,ノイズが激減した。よく見ると,こっちのインプット・トランスと向こうのPTが近接している。もう一度ハムバランサーを調整すると,6A3は交流点火であるが,残留雑音は1mV以下になった。めでたしめでたし。

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