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AudioとFishingと旅,つれづれ
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ST-70を改造したEL34三結ppで,336App用のOPTを選ぶための比較試聴を始めた.片チャンネルはST-70オリジナルのトランス,片側をP&C171CUTC C-2081SANSUI SW-15-8に代えながら,オリジナルと比較していく方法である.とりあえずはモノラルのソースで,1曲ごとにオリジナルと聴き比べることにした.

改造アンプのハム対策は,出力管のC-回路のアース引き回しの修正,初段のG1回路(グリッド抵抗をRCAジャックに直付け,ホット・コールドともにシールド線でグリッドまでつないだ),など.シャーシをひっくり返して中をいじっている時は残留雑音が1.5mVくらいになったので,裏蓋をつけて,さあ再生系につなぐと,ハムが増大している.ためしに,プリ/アッテネータ/メインアンプの構成を,プリから直結にするとハムが減る.れれれ,ここまではST70の上蓋をつけていなかったので,今度はつけてみるとハムが減った.どうもあっちこっち,配線の引き回しに問題ありそうなのと,初段の6EJ7まわりにも問題があるのかも.ハム雑音はまだ結構あるのだが,どうにか我慢できるレベルにはなったので試聴にうつることにした.

聴き始める前にf特をとってみたのが下図.概ねOPT単体での測定結果と同様である.ST70オリジナルOPTSW-15-8とがほぼ同様である.UTCP&Cが同様にナローな特性で,P&Cは少し高域側,UTCは低域側に伸びている.ナロー組ではP&Cが意外とバランスがとれているような気がする.P&Cに聴き始めはどうも良くなかったが,少し鳴らしていると変わってきたようであり,これからの比較でどんな結果となるか...

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一昨日の日曜は,ST70を改造した5881WXTULppを三結ppに変更し,片chB+とプレートの結線をシャーシの外に引き出した.さらに無帰還として,OPTを外付けできるように改造した.本当はWE133A式の多極管のppで試せば良いのだろうけど,P-K帰還で内部抵抗が下がって三結に近づくはず,という目論見で,OPTの聴き比べをやろうという魂胆.

ざっと電気特性をあたってみると,オリジナルのOPTでは5020kHz強まで概ねフラット.一方P&C170Cでは708kHz程度で,10kHzを少し超えるとかなり減衰している.最大出力は,正弦波の頭に鈍りが出るのが45W.どうも,6EJ7(初段)-12B4APK分割)のドライブ段の方が先に力尽きている.プレートに400Vかけているのに,これではつまらないので,出力管をEL34に変更.これで出力は8Wくらいに増大した.(いずれドライブ段は改造しようと心を決めた.)

などなどいじっているうちに,盛大なハムが出ているのに気がつく.ためしにSPをつないだが,音を聴くには,これではNGというレベル.ブロックコンデンサが振動しているので(たぶんPTの振動に共振しているのだが),ためしに交換してみたが,変わらず.確かに今回の改造前にも,NFB9dbもかけているのにハム音が聞こえていた.盛大にループができているのだろうか,連休はアース処理を大幅変更しようかと考えている.そこまでやるなら,前段から作り直しの方が合理的かもしれないが,早くOPTの聴き比べをやりたくて,,,,

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 せっかくここまでやったので,ハムには目をつぶって170Cとオリジナルのプレ聴き比べをやってみた.かなりナローな170Cがどう聴こえるか興味津々.ソニーロリンズのサキソフォン・コロッサス,エラ&ルイで試聴した結果では,170Cでは全体的に歪っぽさが感じられるのと,トランペットがラッパになってしまい,現時点では残念!になりそう.もうしばらくエージングすれば変わる可能性はあるが.やはり20kHzくらいまではレンジがないとだめかも.

 と,ここまで1日中アンプいじりをやった結果,EL34の三結ppの音がなかなかいい感じなので,本格的に聴けるようにしたくなってきた.ウィリアムソンか,ムラード型か,,,どうしよう.

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 WE336Appのプロジェクトは妄想ばかりが膨らむ典型的な状態が続いているが,悩みの種のひとつがソケットだった.テフロンを削って,金メッキのピンを仕込んだ山本音響工芸のようなやつがあればなー,でも高いしなー,という問題には,今日ついに終止符を打ち込んだ.
アンディクスでみつけてしまったのだ.以前からつくらないのー?と話していたら,たまたまUSソケットを発注した際に,ついでに先方が作ってしまい,知らないうちに仕入れてしまったとのこと.見つけたときに買え,の哲学で,エイッと買ってしまった.財布にはダメージだが,満足.
最近,ヨーロッパ球が充実中とのことであったが,今日はこれが限界.さ,そろそろシャーシ工作に入らなくては.
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P&C171Cタイプのf特を測ってみた.すると案外にナローなので,ついでに手持ちのppOPTも測ってみたら,,,悩みが拡大してしまった.171Cタイプは-3dbポイントが50Hz16kHzUTCC-2081という軍用OPTでは20Hz12kHz,同じくUTCの古~い2L6っていうやつは25Hz6kHz,山水のSW15-8(中学生のときに購入して6GA4ppに使っていた)が最も広帯域で10Hz(-1db)40kHz(-3db),となった.
  今回は,発信器出力の両側に4kΩの抵抗を入れてOPTの1次につなぎ,センターは2次の0Ωに接続,8Ω負荷,発信器出力は10Vで計測したもの.UTCの2つについては,以前に8kΩ抵抗を発信器直列に入れてOPTの1次につなぎ,計測していた(1次のセンターは浮かせていたはず).これと比べると今回の計測結果は,高域レベルが随分下がっている.こっちの方が正確と思うが,ここから先は実装して,データを取るのと実聴しないとわからなくなってしまった.各OPTについて思っていることを整理しておく.f特図も.

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上左;171Cタイプ,上右;UTC old,下左;SW15-8,下右;UTC軍用.

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SV722,ケースの制振など:

ごちゃごちゃになったジャンク箱を整理していたら,いつ買ったか分からない鉛テープが出てきた.何かに貼ってみようと思ったらしい.

SV722のケースは,天板も底版もスチール1枚板を折り曲げただけのもの,で,こいつに貼ってやることにした.特に天板は何も部品が取り付かないので,手でさするとかなり響く,というか共振している音がする.そこで天板には写真のように貼ってみた.この程度でも結構ダンプされた.余ったテープは,底版の電源トランス周りに貼り付けた.Rコアなんで,振動レベルは低いとは思うけど.ま,どちらも気休めかもしれないが,なんとはなく安心感がでてきたゾ.ちなみに,電源基盤の下の底版と,信号基盤の乗っているサブシャーシの裏には銅シートを貼ってある.
あとは,真空管のシールドケースを何とかした方が良いだろう.

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WE101Dのプッシュプルはインプットトランスで位相反転した全段(といっても2段だけど)プッシュプル.まずまずの出来なのだが,もっとガツンが欲しいと感じていて,気になっているのがWE131A.ご本家の出力管はWE349Aだが,如何せん高価で希少.なのでヒーターが10VWE336Aをねらっていたら,以前アンディクスに行った時に遭遇してしまった.財布には出張旅費の現金が・・・.買っちまった.その翌月の東京出張でもう一度アンディクスに行ったらまだあった.もう2本買っちまった.で6本になった.プッシュが出来て予備もある.ついに336Aプッシュ製作に着手,,,気持ちだけだけど.

海外出張でできたポケットマネーでP&Cに電話,171CタイプのOPTも買っちまった.だけど,KS-8615もいいんじゃない?・・・ここは贅沢コースで171Cタイプに心を決めた.

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プリアンプSV722は普段,増幅部の球にTelefunkenECC83,カソードフォロワには松下の12AX7Tを使っている.以前,といっても3ヶ月くらい前, SV722の増幅部の球を,松下の12AX7Tに全部代えてみたことがある.確かに音質が変わり,all松下では,どうも深みがないという感じがした.あるいは,Telefunken ECC83のほうが余韻があって音楽がより楽しめると感じた.しかし,そのときは短時間だったので,松下も十分にエージングしたら(ECC83used品を購入したもの)変わるのではと思い,ここ10日間ほど,全部松下球で毎日2時間以上使ってみた.だが,どうもうまくない.ECC83の音が懐かしい.やはりもとのECC83の状態(といってもカソホロには松下)にもどすと,あの余韻がもどった.

 上杉氏は緩急王国・もとい管球王国の記事で,松下のX7Tの優秀性を述べているし,この結果は拙宅のシステム構成においてはこうだった,と言う風に解釈している....などと某”球”雑誌を眺めながら考えているとき,ふと思いついた(ちなみにそのときの記事が,氏家のフィールド・フルレンジ・ユニットだった).ウチのSPシステムは軽い負荷をかけた後面開放となっている.軽くローブーストすると面白いんじゃ?

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  • 直熱3極管の音はどんなだろう?
  • WE古典管の音はどんなだろう?
  • WE風の古典的なダブルpp回路の音はどんなだろう?

ラ技誌に掲載される新氏の製作記事を読むたびに,だんだん上のような期待が膨らんできて,とうとうWE101Dppアンプを作ってしまった.数年前のことである.いずれは作ろうと,東京に出張するたびにWE101系の球を少しずつであるが買い集めていたのである.


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で,出力管はWE101D,出力は1.5W位欲しいし,球にあまり無理をかけたくないのでppにする.ダブルpp構成で,初段のインプットトランスで位相反転することに.ドライバー管には6SN7,いずれは5692の赤ベースにと思っている.せっかくWE古典球をつかうのだからOPTも一捻りしたいと思い,思案していたところ,アンディクスの石井さんが,“こんなのも作れるよ~”と紹介してくれたのが,オリジナルOPTのパーマロイ版.値段は覚えていないが,格安だった.ついでにPTも作ってもらった.またそのころ,札幌のウェスタンサウンド・アネックスでWEの小さなチョーク・トランス(2HDCR=170Ω)を見つけて2個購入.これは各チャンネルOPT1次側のセンターに1つずつ直列に入れることにした.B電源 -> CH-> OPTのセンター(B+)という具合.これで交流バランスを改善しようというわけ.インプットトランスは,はじめはアンディクスにあった小さな黒い塗装の軍用トランスを使ったのだが,fレンジが狭くて気に食わず,同じサイズで手持ちだったUTCH5(115k295k)に変更して現在に至る.

101Dのソケットも自作したが,出来はいまひとつかな.電源SWは回転タイプ,ランプは6.3V点火の電球タイプで青いカバーの昔懐かしタイプ.SP出力はWE755Aもつなぎたいので4Ωと8Ωとした.

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