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AudioとFishingと旅,つれづれ
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プリアンプSV722は普段,増幅部の球にTelefunkenECC83,カソードフォロワには松下の12AX7Tを使っている.以前,といっても3ヶ月くらい前, SV722の増幅部の球を,松下の12AX7Tに全部代えてみたことがある.確かに音質が変わり,all松下では,どうも深みがないという感じがした.あるいは,Telefunken ECC83のほうが余韻があって音楽がより楽しめると感じた.しかし,そのときは短時間だったので,松下も十分にエージングしたら(ECC83used品を購入したもの)変わるのではと思い,ここ10日間ほど,全部松下球で毎日2時間以上使ってみた.だが,どうもうまくない.ECC83の音が懐かしい.やはりもとのECC83の状態(といってもカソホロには松下)にもどすと,あの余韻がもどった.

 上杉氏は緩急王国・もとい管球王国の記事で,松下のX7Tの優秀性を述べているし,この結果は拙宅のシステム構成においてはこうだった,と言う風に解釈している....などと某”球”雑誌を眺めながら考えているとき,ふと思いついた(ちなみにそのときの記事が,氏家のフィールド・フルレンジ・ユニットだった).ウチのSPシステムは軽い負荷をかけた後面開放となっている.軽くローブーストすると面白いんじゃ?


 早速フラット・アンプのローブーストを1step上げてみる.カタログ・スペックでは25Hz+1.8dbのブースト量である.さっそく音を出すと,あれれ,なんだかひどく荒れた感じ,低音じゃなくて全体が.回路図を眺めて気が付いた.フラット・アンプのNFB素子のところで,ブースト設定にすると初めて信号が流れるコンデンサ1ヶと抵抗2本があった.これのエージングが済まないとだめなのだろうと考え,プリのVR3時くらいまで上げた状態にして,ほぼ1日中CDを連続でかけ続けた(音は出していない).
翌日,期待半分,心配半分で音出しすると,以前の音にかなり近づいている.いやー,部品の影響が,それもエージングの影響がこんなに大きいとは,頭で知っているだけだったのが,耳でも知ることになった.もうひとつ,なかなか徹底できないんだけど,信号経路の部品は少ないほど良いのでは...

 でローブーストの効果は,,,低音部が豊かになった感じはしないが,全体に奥行きが出てきたというか,ふところが大きくなったというか,豊かになったというか,このような変化を感じている.この部分が変わった!,というのではなく,全体的な印象に違いを感じたところである.この状態で,そのうち再度松下球との音質を比べてみようと思う.

・・・なんだけど,ECC83のストックを増やしておこうっと(今はスペアが無いので).

 

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