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AudioとFishingと旅,つれづれ
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SV722(マッキンEQ)が完成して

 プリアンプのように低レベルの信号を扱うアンプの音質に対して,部品や線材の影響ってどうなるのだろう,と思いながら製作した.今回は,手持ちのWEの 単線やベルデンのテフロン線を使った.半田は銀入りにした.つくり終わってふと思ったのだが,プリント基板で増幅部を構成すると,音質に対して,線材より もハンダ材の質がかなり効いてくるのではないだろうか?要は,いい加減なハンダだと,普通の線材より電気抵抗は大きいし,何か余計な歪まで付加するので は,,,まぁいいことはないだろう.とくにEQではなおのことでは?

 
できあがった
SV722についてきたSOVTEC12AX7LPSを挿して電圧・動作確認し,SW OFFして増幅部はTelefunken ECC83,カソードフォロワー段には松下の12AX7Tを挿してみた.まず感心したのはSNの良さ.素人配線ではこうはいかないだろうと思う(失敗経験なら結構あり).肝心の音は,CDLPも以前のシステムよりもグッとグレードが上がった感じ.安定感/安心感もありがたい.特にEQは,以前の音がなにかつまらなかった(というか素っ気無くて燃え上がらない)のに比べて,琥珀の色合いというか,何か色濃い味が感じられる.うろ覚えだけれど,SOVTEC球の時は,もっとスッキリした,単色の印象であった.

 デザインは好みではないのだが,全体としてかなり気に入っている.また,球はバックパネルの窓から横挿しなので,球を交換しての音質比較が簡単にできるのもありがたい.電気特性はそのうち測ってみようと思っている.


■キットで困ったこと

まず,ヒーター電源整流用のブリッジダイオードの足が電源基盤に全く入らない.穴の直径が小さすぎるのである.ムッとしたが,どうせなら電源ごと改造しようと考え,ブリッジはユニバーサル基盤のそばの底版に取り付けた.

もうひとつ,電源基盤が出来上がったところで通電してみると,LEDが発光しない.乾電池を使ってLEDを調べてみると,どうやら高輝度タイプのようである.降圧抵抗の値を変更して3V30mA程度流れるようにして無事発光した.

以上2点は,経験のない人の場合なら随分困ったはずである.サンバレーにMailで知らせたところ,基盤の穴はドリル刃の付け間違い,後者は間違って高輝度LEDが部品に混じったものだろう,今後気をつけるとの回答であった.回答は早かったけれど,別に何も対応してもらったわけでもなく,素っ気無いかな~というのが感想.代わりの部品を送られても,一度組み上げてしまったものを(特にハンダ付け)再度分解すると,あちこち出来が悪くなってしまうので,結構不快に思う人は居るはずである.
サンバレーのWebサイトでは,販売する側の事情や苦労が語られており,共感できることが多いが,いざユーザーとして問題に直面すると,心穏やかで過ごせるとは限らないのである.

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