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札幌の地下鉄北18条駅から北100m位のところに“とらや”があった.学生街の一角であるが,ここは大人の世界.しっかりした和食がリーズナブルな値段で味わえる,貴重なお店であった.カウンターでは,店主Mさんが手元を客の目の前に晒して仕事する.フロアでは,スタッフSさんのホスピタリティーというか,客あしらいがとても心地よい.付きだしのオカラ,蕗のとうの味噌も定番で,いつもはオーガニックビールで開始する.野菜の料理が巧みで,揚げ漬しも定番.夜の定食もやっていて,よく女性が食べに来ていた.春は店主やスタッフSさんらが取ってきた山菜が並び,それを目当てに通った.こんな店が自宅のすぐそばにあるとは,なんとも楽しいものであった.
が,,,,数年前に和食店の銀座,円山地区に移ってしまった.その後もたまに通っているのだが,ちょくちょく顔を出せる環境ではないのが残念である.円山地区でも,18条時代のコンセプトは変わらず,さらに完成度が高くなったと感じている.料金もリーズナブルだし.
 
で,なんとか近所でおいしいものが食べられるところはないかと捜していて,北24条の繁華街を西に過ぎた住宅街の一角に,“清花和”を見つけた.この名前,ただの居酒屋ではなさそうである.さっそく飛び込むと,30代前半と思われる若い店主がきりっと,和食の料理人が着るあの白い服と帽子で迎えてくれた.メニューを見て,“うっ!,やるっ!”.玄界灘や長崎,豊後水道などから魚を仕入れて出している.野菜と柔らかな雰囲気の“とらや“とは違い,魚介できりっと勝負って感じでやっていた.
聞けば,東京で修行していたときの兄弟子が長崎の清花和を継ぐために帰郷したところで,ふたたび修行し,その後北海道に戻って店を開いたとのことだったと記憶している.そのころは,なかなか界隈の人には受け入れられないようで,苦戦しているとのことであった.とにかく,こっちにとっては,せっかく見つけた店なんで,なとか近所で頑張って欲しかったのだけど,“清花和”も通い始めてほどなく,円山地区方面に進出することを聞く.(当然,とらやの成功は耳に入っていたことと思う)
24条時代は,個々の料理はキリッとしているのだが,統一感というか,全体のまとまりには,まだ工夫が欲しいと感じていた.値段も,品が良いのはわかるのであるが,“とらや”で一通り食べて帰るのに比べると,高くつく.で,新たな移転先は南3西23あたり,移転してもう4年くらいになるだろうか.料理は,以前に比べて統一感が出てきて,完成度が上がったと思う.でも以前の尖ったところもあり,こじんまりまとまったのではない.最近は御節もやるようになり,2年続けて頼んでいる.それまでは“とらや”に頼んでいたのであるが,来年はどうしよう・・・
どちらも,まだこれからも伸びていくお店だと思うので,楽しみにしている.

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