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AudioとFishingと旅,つれづれ
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  照れ屋の店主は、いろいろ知ってて、できるくせに、あまり手の内を見せない。しかし時折、『面倒くさくて・・・』、などと言い訳をしつつ、ちゃっかり店内のメニュー黒板に“ラム肉の黒ビール煮“なんてのを書き込んでいることがある。『うちはラム肉屋です』なんてフレーズを店のどっかに書いていたと記憶するが、確かにおいしい。高級品を使っているというのではなく、おいしい肉を使っている。ま、この肉、原価が安いとはおもわないけど。
  過日、ひさしぶりに開店間際を襲撃した。6時そこそこだったので一番のつもりだったが、この日は2番目だった。残念。最近は、さっさと飲んで、早々に帰宅するのである。
  カウンターについて早々に目にについたのが、その“黒ビール煮”。久しぶりの挨拶に、ビールをちょっと引っ掛けて帰ろうと思っていたのだが、しゃーない、“赤ワインの一番安いのと黒ビール煮“と相成る。赤ワインも充分でした。黒ビール煮は・・・おらのために定期的にメニューに入れてくれると嬉しいのだが・・・”だったら、しょっ中来い“、と突っ込まれそうだが。 あ、、、いつもあるラム焼きも、ブロック肉から丁寧に切り分けている手元は只者ではない風情。これも美味い。なるほど、ラム肉くにむら。
ごち。

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 インドネシアに入って2ヶ月が過ぎたころ、あちこちの島巡りも半ばを過ぎ、そろそろ体も現地仕様だなと思い始めたところで、ついにお腹をやられた。ビトゥンでのことである。もう大丈夫だろうと、現地スタッフと一緒にローカルの集まる人気レストラン(こっちにしてみるとワルンなのだが・・・)で夕食を食べた後、腹痛が始まった。翌日には腹痛は増し、かるく下痢も始まった。仕事があるので食べ・飲みを控えて、下痢についてはそう面倒にはならなかった。なにせ食べてないので。でその翌日は飛行機でジャカルタに移動。下痢はたいしたことはないのだが、相変わらず腹痛がひどく、立っているのも結構苦痛である。ジャカルタ着が昼過ぎだったので、午後に『たけのこ診療所』で診てもらった。このころには、腹痛とともに、上腹部が張ってポンッと太鼓腹のように。
 初老でポンポンとテンポよく話す医師の診断は、瞬断、“下痢です。脱水がひどいので点滴してあげます。これで楽になるから“。てなわけで点滴3本、約2時間でかなり楽に。抗生物質と下痢止め、塩分濃い目の電解液と塩味煎餅を処方された。塩分多めにしたスポーツドリンクやスープでないと体が水分を吸収できないこと、食べないと薬も飲めないので、おかゆ、塩煎餅などから始めることなどをアドバイスされた。大昔、昭和中期、下痢したら塩水を飲まされた覚えがある。あれは有効だったのだぁと述懐する。
 この下痢は結構しぶとくて、翌々日になっても腹痛と上腹部の張りがおさまらず、再度たけのこを訪れた。で、かの先生、”うちに下痢で来た人はたいてい1回でおさまるんだけどねぇ。また点滴しましょう。お中の張りと腹痛は、脱水のせいと、食べてないので胃腸が縮んでしまってるせいですから、食べ始めると徐々によくなるはず。抗生物質は違うのにしてみましょう。“ということに。前と同じ点滴を受けてもどり、その日の夜半に次の出張地に出発した。そのころにはかなり腹痛とお腹の張りもおさまり、行き先についてからは、どうやら普通に仕事ができるまでになった。やれやれ。その後2・3日は、ジャカルタで購入したポカリスウェット粉末をPETボトルのミネラル・ウォーターに溶かして持ち歩き、水分補給につとめた。
 思い出してみると、ローカル連中と夕食を食べに行く前に、すでに胃に不調を感じていたのだが、いつもの胃炎と思っていた。あの夕食のせいでだけはないだろう。ちなみに食べたのはイカン・バカール。インドネシアで食べたイカンバカールのなかで、1・2の美味さだった。調子に乗って生野菜などもたくさん食べたので、いろいろ重なって、パンッと一線を越えてしまったのだと思う。
 東南アジアなどに行くと、お腹のなかで働いてほしい細菌群が日本仕様とは違うので、これが現地適応バージョンになるまでの通過儀礼として下痢があるやに聴く。開高大先生が“オーパ“の冒険旅行の途中でメキシコに寄った際に、そんなことを書いていた。メキシコでは確か ”モクテスマの復讐“ と呼んでいるそうな。ま、とにかく直ってよかった。たけのこ診療所には助けられた。

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 今年の初め、ふとしたきっかけで、というか衝動的にというべきか、オンキョーのND-S1というデジタル・トランスポート(って呼んででいいのかわからんが)を購入した。小型なので、居間のTVの脇においても気付かれにくい(これ大事)。iPhoneから高音質で音楽再生したいというのが動機だが、PCのUSBオーディオ出力をデジタル・オーディオ信号(S/PDIF)に変換する機能があるのがミソ、というか、手に入れてみるとこっちの方がメインになった。 3月から6月一杯はほとんどいじれなかったが、やっと最近使いだした。過日はシコシコとCDのwavファイルをUSBメモリスティックに書きこんだ。再生系は、
 
USBメモリ → ノートPC → ND-S1 
→ DAC(DAC AH;5年くらい前に入手、安かった)
→  WE101Dpp → Altec405A JSP方式バスレフ

という具合。再生は『フリーブ・オーディオ』というフリーソフトを使用。どうしてどうして、イイ感じである。どの部分が良いのかわからないけど、これまでの使用経験で、
 
1) DAC AHはあまり気に入っていない。特定のCDで歪っぽく感じることがある。
2) 101Dppはまずまずである。アンディクスのパーマロイOPTのおかげか、なめらかな感触、1Wちょっとだが、しかし力感不足を感じることもない。
 
ことが、おぼろげながら分かっている。これをふまえて、現用CDプレーヤでの再生と比べて、結構イイ線いっているのである。なんというか、安定感がある。えっ、回転するところがないから??、なんて信じていないけど、、、自信は縮小中である。専用のノートPCを揃えようかと考えているほど、気に入ってしまった。
 ついでに、2つほどかなり面白いことがある。一つ目、フリーブ・オーディオの画面に左右チャンネル再生音の周波数スペクトルがリアルタイムで表示される。楽曲によって随分と異なるのであるが、以外や以外、10kHz~20kHzの高音域のレベルがずいぶんあるのだ。へぇー、ノイズでなしに、音楽情報としてこんなにあるんじゃ、再生系の周波数特性ってのはある程度広くしないとダメかな、と思いだしている。ちなみに、小職は正弦波13kHzあたりから上は感じない。カミさんんも同様。うちの子らは、18kHzあたりまで聞こえている(我が家のSPがそれ以上再生できていたとして)。

 ふたつ目、メモリースティックにどのCDを入れるか、思案するのが楽しい。初めは、メリケンロック60’s版、70’s版、UK・EUロック版、ポップス版、ソウル・ブルース版(これもカントリー版、シカゴ版、、、)、Jazz版(Jazzは詳しくないので、とりあえず良く聴く版)なんて感じにしようかと考えた。単純な分類である。
それもいいけど、ひとつでいろいろ聴けると楽しいなと気が変わり、あれこれ思案する。歌もの(ハードなやつ、癒しなやつ、泣けるやつ、、)、バンドもの(US、UK、新旧、男女)、共通テーマもの、などなど、いろいろ集めて構成できれば楽しい。これはしばらくハマりそうだ。ただし、入れたい手持ちアルバムの多くがまだアナログだったりする。アナログ盤がまだいい状態なんで、CDはまだ不要と思っていたのだが・・・
 それと、USBメモリー・スティックの特売チラシが気になる週末ではある。

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 3ヶ月ぶりに帰国したので、久しぶりのオーディオネタ。
昨日は久しぶりに、馴染みのパーツショップを訪れた。今回はしっかり目的がある。VT-52である。実はインドネシアで、前半に大出費をやらかしてしまった後、残りの2.5ヵ月間をじっと我慢の節約生活で、少々の余裕を出した。こいつで自分にご褒美を、というわけである。
 ずいぶん前になるが、やはり余裕がでたときにWEのVT-52を2本購入している。6A3ppが完成した際に、少しだけこのVT-52に差し替えて通電したことがある。あまり大きな声で言いたくないのだが、浸透力が増し、力強さもあり、すっかり気に入ったのである。これは、いつかはステレオにして・・・と思いつつ、すでに値段は以前の倍になっていて、簡単に手が出なかったというのがこれまでの経緯。
 ショップで見せてもらったWEのVT-52は大きく分けて2種類。まずは普通に黒いベースに刻印のもの。透明感があってしっかりしたガラスチューブに、大きなプレート電極と3本吊りのフィラメント。もう一つは茶ベースに刻印で、その上端に、おそらく板から切り出したリング状の黒いベース(厚さ4mm位)が挟まれて、ガラスが続くという、ちょっと不思議なもの。電極の形態は概ね同様なので、高さ調整なのか?、目的不明。他社の球にWEのベースをつけたにしてはバレバレなのだが。。。たしかNUで、フィラメント3本吊りでWEと同様の構造の球があるやに聴くので、これにWEエンブレムを付けたのだろうか。 一緒にNUブランドのVT-52も見せてもらったのだが、こちらはフィラメント2本吊りで、たしかHYTRONなどにもみられる多数派の電極構造だった。
 で袴なしのWEを2本手に入れた。ただし1本は、なぜなのかベース下面に3mmくらいの円形のベーク板が貼り付けてあって、少しかさ上げされる格好になっている。また自宅でしげしげと電極を覗くと、片方の球は四角に組んだ針金状のゲッター電極がプレートにつながっているのに対して、もう片方の球では、8角形を半分に割った形の板状の電極がフィラメントにつながっていた。いろいろあるものだ。
さてショップでの買い物話にもどると、ついでに12AU7の箱を覗くと、これまたおいしそうなのがあった。財布の都合で一番おいしいのは我慢したが、2本あった、見るからに頑丈に作られているGE製5814をお持ち帰りにした。これも帰宅してよく見ると、片方は上側のマイカ板が2段になっていて(5691みたいに)、その上側全部の球Topにゲッターが飛んでいる。これに対してもう片方はマイカは電極上下の抑えだけで、ゲッターも球Topの2/3程度に不定形に飛んでいるものであった。
 もうひとつ、EL37がいい値段で出ていたので、これもひとつゲット。昨日はいい買い物ができたぁ、、、とご満悦なのであった。

写真は後日。
 

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 実はサッカー基地外、じゃない、フリークである。中1でボールを蹴って以来、もうウン十年、蹴り続けている。当然、ワールドカップは4年い一度の、ま、言ってみれば整地じゃなかった聖地巡礼ともいうか。。。
まだインドネシアで悶々苦しんでおり、まわりにムスリムが多いのでつい、そっち風の表現になる。
7週間の地方周りは、実は楽しく終わったのだが、最後の報告を作るのが、時間がなくて大大苦労なのである。
しかしワールドカップは外せない。
宿のケーブルTVでは中継を見られないと分かると、即座に室内アンテナを調達して、少々斜めザーザー雨降りの画面にめげず感染、幹線、艦船、観戦(・・・ワシのpcの辞書の偏向ぶりがわかる)。

今日は、ちょっと文具調達のついでに記念の買い物を。。。
ところで、ご当地料理本はこれで3冊になった・・・。

books.JPG  worldcup.JPG

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 ヌヌカンも島なのだが、その向かいにもっと大きなSebatik島がある。この島の上半分程度はマレーシアとなり、国境線が東西に通る。また島の下半分にあっても、海峡をはさんですぐ北にマレーシアが迫る。一方、ヌヌカンとの間もわずかで、小さな渡し船を使って20分程度で渡ることができる。渡し船は、ヌヌカンの街の中心部から車で20分くらいのところにある桟橋から出る。桟橋はお決まりの木造で、海に100mくらい突き出している。先端にチケット売り場があり、その界隈に渡し船が数隻泊まっていて、客、または荷物が集まると出航である。なので時刻表はいらない。立派なことに、チケット売り場では保険も売っている。この地でも買う人がいるらしい。
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 船には人のほか、この地の主要陸上交通手段であるバイクも乗る。バイクを載せるときは力仕事、3人くらいでわっせわっせと載せたり、降ろしたりするのである。あとはのんびり20分間、細波くらいしか立たない海面の向こうの島やら、こっちの島やらを眺めていると到着である。ところでこの船、前進のみの後退なしである。これで上手に木造桟橋に着けてくれる。そこまでは良いのだが、乗降時に桟橋側に何人もが乗ったときに、おぉっと言うくらいに随分傾いた。すかさず反対側に渡ってやると程なく復元したが、復元力はあまり良くない。
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 島の中はのんびりしている。農園というか畑というか・・・、とにかくそれらしいのが内陸の丘陵地に広がる。バナナ、パイナップル、あとは何だかわからないけど、とにかく農園・農場。その農家と思しき家は、高床式で結構立派である。小型の高床倉庫といった風情である。これに比べると漁業者の集落の住居はつつましい。が、この界隈の漁業者の多くがこの島に集まっているのである。でもって、島で食べた魚料理はなかなか美味で、ここまでのインドネシア滞在中で、高位ランクであった。
島の中にある国境にも行った。国境というと、何がしか目印だったり、地形が分かれるところに置かれることが多いが、丁度良いところがないと、エイッと直線を引いたりもする。で、見学したのは国境の川、昨夜の雨で増水しての幅数メートル。国境としての威厳は・・・普段はチトさびしいだろう。川のこっち側からマレーシア側を眺めながら、そこで売っていたライチを頬張った・・・丁度喉が渇いていたので、ことのほか美味だった。
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 タラカンからヌヌカンに入る方法は、フェリー、スピード・ボート(4時間かかるとか・・・)、トリガナ・エアー(30分)。ただし距離が100km程度あるので、海路は結構時間がかかる。フィリピンの話だけど、フェリーの事故は飛行機事故より頻繁に起きている。なんでトリガナ・エアー。
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いったいどんな機体に乗せられるか、昨日のお祈りが生きるときが来たか?、、、と思ったら、結構まともな機体で、大きさも日本のローカルで運航しているのと変わらない。で、きちんとヌヌカンに到着。
めでたしめでたし。
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ところでこの空港、夕方になるとサッカーチームが滑走路でトレーニングしていたり、近所の住民が散歩したりしている。朝方は、空港ビルの周りや滑走路を野犬が結構たくさんうろついている。さすがに飛行機が着陸前には追い払うだろうと思っていたが、その様子もナシ。おいおい、、、なのである。



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 イスラム教徒が機内でどうこうしたということではない。座席背面のポケットをあさると、機内誌は無いが、お祈りを書いたリーフレットが出てきた。ムスリム、ヒンディー、プロテスタント、カトリック、ブッディスト用にそれぞれお祈りの言葉が書かれていた。・・・といっても理解できたのは英語で書かれていたキリスト教ものだけだが。どれどれ、と覗いてみると、カトリックのが結構沁みた。(なんせカトリック系の高校出身だし・・・)。ちょっと転載:
 
In the name of the Father, the Son and the Holy Spirit. Amen. Long ago You save the children of Israel who crossed the sea with dry feet. And three wise kings from the East received Your command with the guidance of a star. We beg You. Bless us with the guidance from your angels, so that crew of this aircraft will lead us to our destination safely. We also hope that our family remain happy and peaceful until we land safely.
Blessed be Your name, now and forever. Amen. In the name of the Father, the Son and the Holy Spirit. Amen.
 
とまあこんな具合。先進国のwell organized エアラインならこんな気にはならないのだが、明らかにこの国のエアラインはリスクが高そうなんで。たしか昨年6月には、安全運航体制不備と評価されて、インドネシアの全エアラインがEUへの出入り禁止措置を受けたわけで・・・。それがどうにか、ガルーダなど4社が乗り入れ許可をもらったのが秋だったか・・・。お祈りが沁みるわけである。

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