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AudioとFishingと旅,つれづれ
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 最近お気に入りの6A3プッシュには、シャーシ後面にスタンバイ・スイッチをつけている。両波整流のセンターに24KΩくらいの高抵抗を入れてスタンバイ状態、これをショートさせてワーキングとなる。
で、これまでによくやっちまったことがある。スタンバイ状態のまま再生を始めてしまうのである。バイアス抵抗に入れてあるIpメータでは、スタンバイ状態では、2管合わせて10mA程度流れるかどうかの状態。なのに、結構な音が出る。夜は音量を絞っているのでなかなか気がつかない。それでも1曲終わるまでには、なぜか気がついてスタンバイを切る。
どうして気づくのかわからないのだが、何か違うのであろう。しかし、歪っぽいという感じはしない。
意外と夜はこのままでも聴けたりして・・・。このときプレートには110Vくらいかかっているはず。あとで動作点を確かめてみようと考えている。スタンバイでなくてナイトモードになったりして。


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 子供の卒業祝いにと、以前から温めていた構想に着手した。
手持ちで遊んでいたAltec 405Aをきちんとした箱に入れ、真空管アンプをつけて子供の再生装置にするというもの。箱は、以前から気になっていたJSP方式。あれの黄色のやつが格好好いなぁ、と気に入っていたのである。で、それをビンテージユニットで再現しちまおうというもの。
いろいろ情報をあさって、箱の形状やらの概要は頭にあったので、”よし、やろう!!”と思ってから2日でここまでできた。15mm厚のMDFをホームセンターで購入・切断、自宅でSPとダクトの穴を自在錐であけ、昨夜サッカーの韓国戦を見ながら接着・組立まで。この先、丸穴の角と箱のコーナーをルーターで丸くして、ダクトをつけて、、、、で3月中に塗装を含めて完成させ、引き渡し予定。
なにせ、急遽、3月末から長期の (といっても2か月半だけど) インドネシア出張が入ってしまい、ここ1ヶ月強でアンプまで作ろうという算段なのだ。アンプの方は、当初は6BQ5のppを考えていたが、時間がないのでもっと簡単なシングルにすることに。SPの能率がそこそこあるので、余裕をみても10Wは不要、6W位を出せるもので面白いのがないか、、、と思案の結果、6AR6を使うことに。さあ、まにあうか??

IMG_0343.jpg  IMG_0344.jpg

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  先月釧路に行く機会があった。例によって夜は、怪しいか、美味しいか、どっちかを求めてそぞろ歩いた。あの“炉端“も、店の外見のレトロさ、店内の黒光りする天井、黙々と魚を焼くお婆さんてのはかなりのものだが、怪しいまでは・・・。
 と結構洒落た店構えの目新しい料理店を発見、遠巻きに様子を伺うも、窓がないので店内の様子は皆目見当がつかない。ほかに面白そうな店が見つからなかったので。えいっと店内に入る。右手の小上がりに女性のグループがいるので、危険な店では無いようだ。カウンターに通されると、その向こうにすごいのがいた。ここの店主の雰囲気、結構深い。ん~、すごくおっかない漁師の親爺ってところ。メニューがないのでお任せのみだろうと推測、これは当たり。2.5k円くらいから4k円くらいの値幅になっていて、料理の品数が変わるそうだ。もし失敗だったら別の店で寿司でもと思い、品数が一番少ないコースを所望。初めは刺身、まずますのものが入っていて悪くない。で次の皿が驚き、とろとろに甘く煮込まれた蕪の上にウニのソースがかけられている一品。蕪の上にウニの黄色、チンゲン采?の緑が回りに配された洋風な色合いで見た目鮮やか。このウニソースが濃厚・ミルキーでたまらない。この親爺がこれをつくるのっ???、驚きっ!ソースも全部舐めるように食べました。で最後は中華風、キンキを揚げたものにカニ身の入った餡がかかったもの(2010.2.15修正)。これまたびっくりだったのが、結構キックのあるピリ辛味だったこと。ボリュームもたっぷりだった。

IMG_0306.jpg IMG_0304.jpg IMG_0305.jpg

人はみかけによらないものだ。この恐ろしい親爺殿がこれほどに繊細(2番目)・器用(3番目)な料理を作るとは。
“愛想悪くてごめんね“と愛想悪そうに声をかけてくれたのだが、もう一度食べに来たい店である。親爺の顔ももう一度見てみたい、味がある。今度はもっとたくさんの方のコースで。。。

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 モノラル構成で1台だけ作っていた6A3ppの片割れが昨夜完成した。はじめは1号機と同じにするつもりだったのだが、改良・改造して音がどう変わる?、というのを、基準機と比較できることに気が付いて、少し変更した構成になっている。変更点は、
  • 初段を差動回路にした。12AU7のカソードを共通にして、低電流ダイオード2.7mA容量をパラにして入れてある。これでバイアスは5vちょっとになるので、マイナス電源はなし。インプットトランスは普通の使い方で入れている。
  • 初段を差動にしたので、今後、OPT2次側からオーバーオールのNFBを軽くかけてみるつもり。インプットトランスがあるおかげで、プリアンプとは分断されているので、安定にかけられる。
  • カップリング・コンデンサにブラックキャットのでかいやつを使った。
  • B+の平滑コンデンサにJJ製の40+20+20uf を使った。アムトランスなどで売っているやつ。
  • スタンバイ・スイッチに連動したランプをつけた。
と、このくらい。
で早速失敗ザンゲ。電源SWにはランプ入りのシーソーSWを使ったのだが、そのランプ電源に6.3vを整流してあてたところまでは、前作と変わらない。しかし前作SWはプッシュボタンSWで中にランプが入っているタイプ。今度のはLEDだったらしい。通電して1分くらいでランプが瞬きだした。おわっ!とSWを切る。しかし、この間モニターしていた各部の電圧には異常はない。意を決して再投入、一瞬ランプがついた後消灯、で気がつく。LEDだった?。残念。
 一方、スタンバイ状態表示用のランプは、配線前に3.0vで点灯したら80mAも電流が流れたので、これで合わせようと考え、30Ωの抵抗をシリーズに入れてある。これもちょっと怪しいか? 要修正である。
IMG_0316.jpg IMG_0317.jpg  ←制作中のシャーシ

 さて、ざっと各部電圧を確認し、ハムバランス調整。ノイズは0.8mVだった(しばらく使ってから再調整する)。で音出し。1号機の時は初めはいま一つだったのだが、数時間の運転で良くなった。今度は、、、最初から好い。1号機よりイイ感じ。差動回路はOKの様だ。これで6A3ppがステレオになった。内部配線にはまだ問題があるのだが、それに音出ししたくて大急ぎで作っているのであるが、2台目ともなるとかなりこなれてきた。
 おかげで、昨夜から機嫌上々なのである。先週注文したビートルズのBoxセット、Mono Boxを頼んだつもりでデジタル・リマスタリング・ステレオ・Boxを注文してたのも(ついてから判明)、こいつで聴けるんだから、とへこみかけてたのが再浮上と相成った。

6A3_1.JPG6A3_2.JPG

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 昨年製作した6A3ppを某ショップから回収して,この年末に少し改造してみた。その目的は2つ。
  1. パワートランスのノグチPMC150MだとB+タップ電圧が高すぎるため(290V),センターに300Ωの抵抗を入れていたところを,アンディクスで捲いてもらった専用のトランスに換装すること。B+タップは[250v,270v]×2,180mAで容量もアップ,取り付け寸法は現用しているノグチのものと同じにしてある。
  2. 現状での音質はスッキリしていて好ましいのだが,もう少し色気,または力強さが欲しい。そこでインプット・トランスをUTCのH3から,ソーダーソンの軍用トランスに変えてみること。
である。
年明けの2日,家人が出払っている間に手をつけた。2日位かかるかと思っていたら,案外順調に事が運び,その日の夕刻には出来あがってしまった。結果,動作状況は,B+タップに270Vを使い,シリコンダイオード出口で365V位,プレートのところで350V位,バイアスは65V(R=750Ω)で,実質のオペレーションはEp285V,Ip43mA,プレート損失12.3Wというところ。B+タップを250vに下げた方がいいかもしれない。
 音質は,改造前とずいぶん変化した。インプット・トランスは未使用品だったにもかかわらず,通電当初でもささくれ立ったりするところはなく,イイ感じである。以前の石清水感は後退したが,目論見通り,色気と勢いがついたようで,この改造は成功だったようだ。エージングが進んでも,あまり変わらないのではないかと感じる。
 かねてから改造は検討していたものの,OPTを変えるか,インプット・トランスを変えるか,両法変えるか,悶々としていたところであったのだが,これで決定しよう。この構成でもう1台作ってステレオにするつもり。先月にシャーシのあらかたは作ってあり,あとはトランスを決めて天板の穴あけを残すのみになっている。
 ところで,常用しているWE101Dppアンプの横において通電し,ハムバランサーを調整したところ,残留雑音は3mVあたり以下にならない。あれ,もっと低かったはずなのに???,と思いつつも,まずはモノで音出ししようと隣のアンプ電源を切ると,ノイズが激減した。よく見ると,こっちのインプット・トランスと向こうのPTが近接している。もう一度ハムバランサーを調整すると,6A3は交流点火であるが,残留雑音は1mV以下になった。めでたしめでたし。

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 あれ作ろう,これ作ろう,ってな具合で,部品集めかけ,回路計算しかけ,計画しかけなのがどんどん増え続けている.今度はアンディクスのDACボードを入手した.アナログ部は396Aのppあたりにして,ライントランスで600Ω出力,そのあとに600Ωのアッテネータを実装するつもり.これ用のライントランスを物色しているところで,ウェスタンのKS9942というのを見つけた.1次20kΩpp,2次600Ω,fレンジは20~20kHzというスペックらしい.
つい手が出てしまい,落札.が,到着してちょっとがっかり.ケースはアルミなのだが押すとペコペコ音がする.中詰め材との間が剥離しているらしい.また,グランドにも落ちていない.その上,ケースにはあちこち凹みがあって,もしコアがパーマロイならNGになっているかもしれない.そこでf特を測ってみた.
ks9942_2.jpg 7615f86f.jpg
ひととおり測ってから,2次をシャントしないままだったのに気がついて,今度は600Ωの抵抗を負荷にしてもう一度測ったのが上図.2次オープンでは高域が持ち上がっているが,600Ω負荷では素直な特性である.ただし600Ω負荷だと10kHzで-3dB,20kHzで-7dBくらいに減衰してしまう.もうちょっと出てほしいところ.実装すると違ってくるのかもしれないが,どうだろう.年末の休みに,プリのあとに入れて音だしするか,と考えているところ.



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 手打ちそば店。それだけなら,近頃流行りだし,どうして?となる。ここが怪グループなのはその店構え。ずいぶん昔からそこにあるはずで,いつも前を通るたびに,気になっていた。で,ついに某日夕刻前に入ってみた。ガラガラ戸を開けると,店内はどうってことのない普通のつくり。親爺は相応のお年を召して・・・って,まぁ老境にはいったところって感じで,それなりに怪しさはあるが,接客はごく普通。よく見ると,街路に面してガラス張りのそば打ち室ってのかね,があるではないか。怪しいのは,外から中の様子が見えないせいもあるのだが,やはり店の側面にある手書きの文字か。昔はもっと雑然としていて,となりの土地もどうにかなっていて,かなり危険な匂いを醸していたと記憶するので,近年,少し奇麗になったのだろう。でも,なんというか,それなりの味がでていて捨てがたい。

jinbei_1.jpgjinbei2_0287.jpg

 その日は,限定数の十割せいろを食した。御蕎麦の方はしっかりである。薄く緑がかった細打ちの蕎麦は,コシがあるのは当然だが,程よくざらついて,しかしツルとしてのど越しも良い。あれっ?,怪しくないゾ。蕎麦湯もうまい。山葵がしっかり抜ける。たれはもっときつい方が好みであるが。。。

 どこがどう良いか,たった一度だけではわからないけど,思い出すと,もう一度行きたくなった。なにかありそう。尖ったところはないのだが,だからホッとするような。。。気になる。今度は,そば大好きの息子を連れていこう。ヤツもこの店は見ていて,“怪しいよね~”,と話したことがある。行く前にいっぱい脅しておいてから。。。

ところで,”怪グループ店”は,管理人にとってはNGではなく,Goodである。

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 知らない街,小路を歩きながら,その日の酒と食事をとる店を物色するとき,一番に気が惹かれるのは,小奇麗,瀟洒,趣味の良さそうな店構え・・・の対極にある,なんだか怪しくて,トンデモ親爺あたりがギョロメで睨みを効かせるような,しかしトンデモにうまかったり,見事だったりするものが出てくる,そんな驚きがありそうな店である。“大狸”は,30年前にはすでにそこにあったように記憶する。24条通りから北に通る細い中通りに面した建物のモルタル壁に狭い入口が付いていて,店だとわかるのは,大きくて昔は赤かったかもしれない提灯に,これまた大きな字で大狸とあるから。で,換気扇の開口からときたま盛大な煙が出たりしているから。そんな怪しいムード満点のこの店,意外と人が入っていた。

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 で,何年も前の冬,雪の降りしきる日に同僚1名,友人1名を引っ張って,“大狸”に入った(昔から,入ってみたかったのだ)。早い時間だったがカウンターはほぼ一杯で,奥座敷に通された。何せウナギの寝床の店内で,カウンター以外は,4人用のこの小上がりだけ。このあとに本格飲み会を控えていたので,軽く偵察と相成った。同僚Aの注文,“ポテトの炭焼き”,店主(ぶっきらぼうに)“それ,時間かかるよっ!いいかいっ!”(作りたくないのか?),A;“いいですよ”。で出てきたのは燗酒を4合もやっつけたあとだったろうか。1時間はかかっていないと思うけど。その間の店主,Aのイモをほっぽらかしにしていたわけではなく,それはそれはこまめに,炭火にかけたイモをひっくり返していた。実に綿密にである。このイモが美味であったのは言うまでもない。燗酒は・・・初めは徳利が来たが,お代わりすると,ヤカンを小上がりの上がり框にドンと置いて,“はいよっ!”。お替わりは,“ヤカンそこにおいといてっ!”厨房(といえば格好いいが,まぁカウンターの中)には親爺一人,それであれだけの客を相手にしているのだから,かなり忙しかったことだろう。
 時間が来たので,1時間ちょっとくらいで店を出て,雪の降りしきる中を次の店に急いだことを思い出す。今でも,イモとヤカンの思い出話は盛り上がる。だが,この“大狸“もついに店をたたんでしまった(去年だったか・・・)。もっと行っとけばよかった。今は,”大狸“を失った建物の壁が何事もなかったかのように,アルミのドアをつけて,そこにある。

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