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AudioとFishingと旅,つれづれ
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 JSP方式を拝借して製作中のSPシステム,8合目までやってきた.
MDFのエンクロージャーは塗装の最終段階,今日は,足かけ3週にわたる1台目の塗装を,,,”ここまで”,,とあきらめて,ダクトとユニット(Altec 405A)を組み込んだ.もう一台は,塗装に一部失敗があって,もう2回くらい上塗りすることにしている.
で,ダクト長のチューニングに突入.ダクトは基本の長さが155mmあって,バッフル厚が15mmなので,実質170mmから試聴開始.この状態では低域がかぶったような不安な感じでNG.30mm伸ばすと少し改善.50mm,70mm,90mm,110mmまで試してみた.90mmあたりからバランスが良くなり始め,110mmで結構なところまできた.ここで低周波発振機をつないで低音の出方を耳で確認してみた.

◆ダクト長210mm:ティッシュペーパーをダクト前に垂らすと,70Hzあたりでダクト共振,下は65Hzあたりまで共振している.上は80Hzでも、弱まるものの共振している様子.聴感では,70Hzは出ているが60Hzにかけて減衰し,50Hzはわずかに聴こえる.試聴では、高域に重心があって、ベースやバスドラの量感がもっとほしい。

◆ダクト長280mm:100Hzからだら下がりの感じで,60Hzまではしっかり出ており,50Hzは聞こえるがかなり減衰している.これだけだと,まずまずの特性のように思えるが,実際に曲をかけると高域に重心があって,210mmよりもフラット感があるものの、もう少し中・低域のボリュームが欲しいと感じる.

低域のレンジにも期待しているが、より重要なのはバランスだな・・・ということを実感.うまく低域の量感を確保して,その上にこのユニットの特徴ある中・高域が再生できると満点なのだが.
このユニットはこれ以上は難しいのか,もうしばらくチューニングに取り組もうと考ええいる.

JSP-1.jpg JSP-2.jpg
 はたと気付いたことがある。ジョーダン ワッツのアルミコーン・フルレンジJX92の使用例では、数リットルの小さな密閉箱に入れたシステムに、LとRを並列にしたイコライザーを入れて高域成分を減衰させて バランスを取っている。これ、使えそうである。JX92の場合は8Ω位の抵抗で高域成分を6db(電圧で半分、電力で1/4、音圧では-6dbだったよ な)落としていたと記憶。今回のJSPシステムなら、低域レンジは結構下まで出ているので、ちょっとバランスを補正する程度で良いのではないかと思ってい る。

(2010.3.16 加筆)

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