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AudioとFishingと旅,つれづれ
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北アフリカはモロッコの下の西サハラの下,サハラ砂漠の西端,モーリタニア・イスラム共和国に行ったときのこと.おぉ,あれは9.11事件の起きた年の6月だった.2週間ほど,ヌアディブという,お国で2番目の町に滞在した(しごとぉである).で休日に,現地に駐在している釣り好き日本人の方に,釣りに連れて行ってもらった.(もともと休みは金曜で,日曜は働く日だったが,週休2日とするため,土曜も休みなった,だったと思う)

coast-ndb2.JPG モーリタニアの沖はカナリア海流が南下し,豊かな漁場を形成.昔は,日本からも船団がやってきて大量に浮魚やタコ,タコですぞ!を捕っていた.今も,鮨屋で『今日のタコはアフリカ』って聞いたら思い出して欲しい.なもんで,釣りだって結構楽しめるのである.そのときの釣り場は,お国きっての産業である鉄鉱石の積み出し桟橋の根元,砂岩のがけを降りたところの岩場.ちなみに,船釣りもまたケッコウだそうである.

b5270208jpeg リールつきの2.5mくらいのロッド,簡単な胴突き仕掛けで,えさは“エビ.エビもいるんです.これは前日に,釣り師匠の手下のポルトガル人が準備してくれた.仕掛けを投げると,すぐに”ゴンッ”とアタリがある.が,なかなか腹筋愚,いやフッキングしない.何回か失敗してタイミングをつかむと,心地よい手ごたえとともに上がってきたのは,なななーんと黒鯛(としか言いようがない)!!サイズは20cm程度が多いが,30cmクラスも混じる.このクラスになると,アタリから強烈,そのまま強く引き込む.砂漠の毎日で水っ気が切れ始めていたところに慈雨である.
d30ff187jpegそうこうしているうちに,師匠が急にわっ!と色めきたった.“ボラだ,ボラだーっ!”と指差す先の海面には,,,?
やっぱりボラの群れだった.すかさずキャストしたトリプルフックに大物がかかり,無事ランディングできた.このほか,そのときあったスプーンを投げると,タイガーフィッシュとかなんとか言っていた,獰猛そうな奴も釣った.おいらは,こっちの方をルアーで狙いたかったが,いかんせん道具がなかった.ケッコウ大きな奴がいたが,そこまでキャストできなかった.

 釣果は,師匠の手下の手によるポルトガル風チリ・フライって感じのDishとなり,日本軍一同で楽しんだ.ボラだけは師匠自ら,洗い,砂ズリの塩焼き(たっぷり塩するのがコツ)などにして楽しんだ.ボラの塩焼きも,素材と調理によってはおいしいもんである.

そうそう,カラスミも重要な輸出品.どこって?,日本向けでしょ.帰国時に,“時期でないので良いものはもうないけど,,,”と言いつつ,カラスミを1kgばかりお土産にもらった.だれからってのは内緒.帰国後,少し食べて,残りは義父母の家のフリーザーに入れてもらった.半年後,また食べようと捜したのだが見つからない.何も言ってないんだけど,うちのおばあちゃん,捨てちゃったー(泣).

 モーリタニアはいろいろ面白いことがあって,つぎつぎ書きたいことが浮かんできた.忘れないうちに,書きとめようと思っている.

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