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2006年と2007年の冬(日本の標準では春)までに都合3回,南米のスリナム国に行ってきた.これでついに南米大陸にも上陸である.スリナムは南米大陸の北岸で,東がガイアナ,西はフランス領ギアナにはさまれ,南はアマゾン真っ只中,ブラジルと国境を接する.人口は45万人,首都はパラマリボ,面積は日本の約半分.

town_small.JPGP7140119_parbo.JPG


17
世紀ごろ,USのニューヨークは昔オランダ人の入植地で“ニューアムステルダム”と呼ばれていたらしい(代わりに,パラマリボのスリナム川対岸にニューアムステルダム地区がある).で,17世紀にオランダがスリナムの地の領有権をイギリスと争った結果,オランダはニューアムステルダムをイギリスに渡す替わりに,南米のスリナムを手に入れたそうである.独立は1975年で,それまではオランダの植民地・自治領(1954)であった.独立後,幾度かクーデターがあったらしいが,今は落ちついている,,,と思う.

 この国の人種構成が面白い.植民地時代にアフリカから奴隷としてつれてこられたアフリカ系黒人,奴隷制廃止後に同じくオランダの植民地だったインドネシアからやってきた労働者,インドからやってきた労働者,もちろんオランダ人(白人の),世界中にいる中国人,先住民族である南米人(としか思いつかなかった.インディオっぽい人はあまり見なかったし,,)など,かなり特徴的で,多様である.宗教も,ヒンズー,イスラム,ローマ・カトリック,プロテスタント,まだまだたくさんである.

 

ヒンズー系  27

先住民系  4

クレオール系 18

中国系   2

マルーン系  15

白人    1

ジャワ系   15

日本人 10人くらい

 

 公用語はオランダ語,人種に合わせてヒンドゥーやジャワも.このほか地元語でタキタキってのがある.“こんにちは”は“ふぁあか!”,カタカナよりこっちのほうが近い感じ.パラマリボでは英語も広く通じる.

 スリナムに行くには,アムステルダムからの直行便,北米からトリニダード・トバゴ経由でパラマリボまでの航空便などがある.首都のパラマリボには世界遺産指定された歴史的な町並みの景観地区がある.これと内陸アマゾンのジャングルが観光の目玉.


パラマリボには,インドネシア系住民,インド系住民に呼応して,インドネシア・レストラン,インド・レストランがたくさんある.まずはインドネシア系から.前置きがすっかり長くなってしまったが,はじめのお題はサオト.パラマリボの市街を流れるスリナム川河岸にある公園にいくつかの屋外食堂(屋台以上,レストラン未満)が開いている.多くはインドネシア系料理を出す.

saoto2_small.JPGsaoto1_small.JPG riverside.JPG
屋外食堂のサオト      レストランのサオト           屋外食堂

我らの定番サオト.チキン風味のあっさりしたスープ(ちょっと甘さがある)に,ジャガイモの千切りというか麺状に削いだやつを揚げたもの(だと思う),もやしの細いの,鶏肉のストリップ(つまり細長く裂いてある),それになぜかゆで卵が入る.好みで魚醤のようなソース(ちと辛い),チリソースなどを入れる.チリソースにもいろいろあって,よくあるチリソース風のものや,刻んだ赤トウガラシなどを油につけたものなどを経験した.2日に1度はどこかで食べていたように思う.サオトを頼むと卵をいれるか聞かれるので,トーゼンという顔で注文する.ライスをたのみ,スプーンでサオトに浸して食べると,ランチ一丁上がりである.このほか公園の店では,サテ,タロ,ナシゴレン,バナナなどが食べられる.お値段は格安.

結局スリナムの料理ってのは,概ねインド,インドネシア,中華,ヨーロッパ式ってところ.と書いて思い出したのがクイクイ.これは,料理法はインド式だけどスリナムoriginだよなーと思う(なにって,その素材がインパクト十分で).クイクイについては別項にていずれ.

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