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AudioとFishingと旅,つれづれ
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もう手放してしまったのだが,現在のメインSPの前はエレボイのアリストクラットに30cmコアキシャル・ユニットを載せて使っていた.このアリストクラットは,オーディオを通じて知り合いになった方が,アメリカで買い付けたビンテージ・オーディオ製品をコンテナで日本に運ぶときに誘ってもらい,同氏の紹介で購入,一緒のコンテナにいれてもらったもの.

P4080350.JPGP4080352.JPG
      正面から          上から

ちょっとめずらしい仕上げ色のもので,程度はそこそこ.木はカラカラに乾ききっていて,“やっぱアメリカだ~“なんて思ったものだ.前面バッフルの外縁の桟木を止めてある木ネジ数本をはずし,組み合わせてある桟木を分解すると,バッフルをとめてある木ネジが現れる.これを外してバッフルをあけると内部が現れる.バッフルは3way用の穴が開いていて,これを裏側から板をあてて塞いであった.内部にはグラスウールではない吸音材が貼ってあった.面白いことに,どちらのエンクロージャにも側板上部に幅1cm,縦2cmくらいの楕円形の穴があいている.SPのバックキャビティ部分の気密性は関係ないのだろうか?気になったので,ここを消しゴムで塞いだりしたが,音の違いはわからなかった.板の突合せ部分の精度はあまり良いとは言えなくて,”やっぱアメリカだ~”.


これが我が家について1週間たたないうちに,妹家族が我が家に泊まった.小生はまだ職場にいるうちに,居間で皆が団欒しているところで,片側のアリストクラットから数cm大の焦げ茶色の平べったい物体がカサカサ這い出てきたそうである.このため家中が大パニックとなったが,妹のダンナがスリッパで退治してくれたそう.気持ちが悪いのですぐに紙でつつんでゴミ箱へ投入とのこと.家内の話では,どこからどう見ても“ゴキだそうだが,関東暮らし時代にみた国産品とも雰囲気が違ったらしい.All the way from USA,船に乗って札幌まで来てしまったらしい.陳謝.その後,アリストクラットの内部隅々まで点検したことは言うまでもない.

P4080354.JPGP4080369.JPG

背後       バッフルを外すと・・・
はじめはこれに,JensenSG222という30cm2wayのコアキシャル・ユニットを入れた.H222のフェライト・マグネット版である.ウーハーのエッジは見事なフィクストエッジ,でもトゥイーターのホーンが樹脂製なのがちょっと残念.アリストクラットに入れた感想は,,,,よくわからないっていうか,特徴を思い出せないものだった.もっとパッと明るく前に出る感じの音が欲しくて,次にはAltec 601Aをオークションで手に入れた.これでしばらく落ち着いていたのだが,3000Hの音がどうも冴えない.メンテしたほうが良かったのかもしれない.結局,どっちのユニットもこの箱にはいまひとつ合わないような感じをもっていた.でついにエンクロージャーごと変更になったのであった.
今思うと,もっとしっかり追い込めば,低域も高域も,結局全体の音質もかなり良くなったかもしれない.アリストクラットもジェンセンもアルテックも,今はどこかのオーディオファンが使ってくれていることと思う.それぞれのユニットについてはまた別項で.

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