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AudioとFishingと旅,つれづれ
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・・・なんて書くと大仰である.が,追いかけていくと深い.
実はついこの前,なじみのショップにAltec 515-8G HPが置いてあって,裸のままTechnicsの昔のシステム(たしかSB7000だったか,あのユニットの位相を合わせて設置した革新的なモデル)のウーハー用エンクロージャの,しかもユニット孔の上から被せる格好で置いてあって,んでもって鳴らしていた(箱は上向きに無造作に置かれていた).初めは気にしなかったが,なんかいい感じで鳴っているシステムがあるんで,どれかな?と探したらこれだった.
 えっ?,これ?   レンジは広くないけど,シンバルも聴こえるし,ピアノなんかかなりイイ.ボーカルかけたらさぞかし.どうなってるの,これ?
 で,スペックを雑誌で見てみると,一応高域は4kHzまで出ることになっている.しかし,そのスペックで単体で鳴らして,いい感じだなんて驚きである.当然,上にもユニットを上手くつなぐとさぞかし,と後から思うのであるが,完全ブラインドでも,あたしゃかなりの点数をつけるに違いない.自分の耳は,50才を過ぎて,正弦波だと12kHzまで,13kHzは怪しくて,14kHz以上は感じない.だから自分だけのためなら,再生系は20kHzまであれば完璧,で,せめてその位まではレンジを確保しようと考えていたのに.
 それで,しばらく前にやったOPT聴き比べでも,ナローレンジのトランスにはいまひとつ手が伸びなかったのに.ナロー組のOPTには,P&Cの171CとUTCの軍用2種が手持ちであって,特にUTCの一つがガッツがあって良かったのである.しかし高域のフラット範囲が8KHzくらい,聴き比べするとシンバルの余韻がひどく足りない気がして,もっと耳が聴こえなくなってから使おうかと考えていた.もう一度,聴き比べし直そうか,でも面倒だぁ.
 
 とにかくそれ以来,出物の515がないか,チェックしだしてしまった.周波数レンジのバランスってかなり深い話のようである.

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